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建築家が書いた著作は大抵独り善がりで、読むに耐えない物が多すぎます。その中でコールハースほど冷静かつ分析的に文章を書ける建築家も珍しいです。 やはり、ジャーナリストや脚本家といった異業種を経て建築家になっているからでしょう。 本書は電話帳のように分厚い本ですが、そこには建築家(作り手)とジャーナリスト(批評する立場)という全く違った立場を行き来できる、コールハースのアドバンテージが存分に発揮されています。 80年代の、彼がまだ殆ど知られていなかった時期に比べれば、今日の「ちょっとアートやデザイン好きの若者にまでその知名度が浸透している事実は、やはり驚嘆に値します。なぜ、これほどまでに彼が日本でも持て囃されるのか? コールハースは教育者としても優れています。ザハ・ハディド、A・Z・ポロ・・・など、独創的な建築家達が彼のもとを巣立っています。 彼は雑誌のインタビューで「出来るだけ理解しにくく、消費されないようなものを作ろうといつも考えている」と言っています。これは、非常に重要なコメントです、≪現代の消費物≫と化した建築は、現在その存在意義を問われています。 本書では、≪建築=巨大消費物≫の等式を様々な手法で説明しています。建築界ではほとんど死語にすらなっている、コンテクスト(文脈)を実はいつも重視している彼の姿は、その奇抜な作風からは中々読み取れ無いでしょうが、本書では≪都市の中の建築≫をどう生き長らえ続けさせるかという命題を読み取る事が出来ます。ぜひ、日本語版で出て欲しい洋書の筆頭でしょう。 宇宙の中にある地球という極ミクロな世界にこれまたミクロの死んだ生き物を複雑かつシンプルに蘇生させ、組成する人間はレムコールハースの遊びの世界にまんまとはまってしまう。レム自身の細胞の一つにある建築の宇宙をみる喜びに浸るには最高のテキストであり至極の喜びである。 個人的にはとても役に立つ一册だと思う。 しかし、少々厚く、重い。 Rem Koolhaasという建築家とOMAという建築事務所が関わった 建築をスケールの大、小に分類してSからXLまで並べた本です。 平行してAからZまでキーワードとその説明が記述されている。 デザインや建築に興味のない人間には退屈な著作だ。 しかし建築に限らず、東京だとか日本に関する記述でこのような形式の データベースを様々な業種の人々が共同で制作したら面白いと思った。 そう辞書なのです。レムという名の。。。。 S,M,L,Xlを楽天で検索 |