Silman's Complete Endgame Course: From Beginner To Master |
|
売れ筋ランキング > Silman's Complete Endgame Course: From Beginner To Master
How to Reassess Your ChessでおなじみのJeremy SilmanによるEndgame解説書である本書。内容がレーティング別に区分されているのが特徴で、例えばメイトパターンひとつとってみても、最も基本的なKingVSKing&Queenのようなメジャーピースによるメイトはレーティング1000未満の章にある一方、やや難解なKingVSKing&Two Bishopsのメイトはレーティング1600〜1799の章にある等、読者が自分の力に応じて無理なく学習できるように配慮した構成となっている。また随所に内容を一般化して整理したまとめがあったり、章の終わりに確認用の練習問題があるのも便利でよい。 なお著者がSilmanということで若干懸念された英文の読みづらさに関しては、How to〜と比べるとだいぶ読みやすくなった印象を受けた。 総じて学習用にEndgameの本を1冊だけ買うなら本書、と言えるほど完成度が高いが、あえて言うならマイナーピース絡みの初歩的な部分が少し抜けてる気がしたので、そこら辺は他のEndgame入門書にも目を通しておいたほうが良いかもしれない。何はともあれ、おすすめ。 Mark Dvoretskyの"Endgame Manual"をエンドゲーム著作の最高傑作とするなら、 この本は「もっとも学習意欲をかきたてる本」と評価できる。 前者は2000以上のレートがあって、真剣にエンドゲームを学びたい人向けと思う が、こちらは文字通り昨日チェスのルールを覚えた人も利用できる。 この本の斬新なところは、従来のようにpawn endgame, knight endgame, rook endgame といった感じでエンドゲームのパターンごとに章立てをするのではなく、 実力別に章をつくり、その実力の人がマスターすべきエンドゲームを解説している ところにある。 例を挙げれば、レート1000以下の人はK+Q対Kでどのようにメイトするか、レート 1000〜1200の人は基本的なオポジションを覚える、などである。 このようにしてだんだん内容が難しくなっていくので、「ポーンエンディングの 途中でやる気をなくしました」ということもなく、上達していくことが出来る。 そして「マスター(2200以上)」の章までたどりつくと、今まで習ってきたテクニックをどのように使うか、 という議論がスタートし、かなりの達成感を味わえる。 しいて問題点を挙げれば、内容のほとんどがポーンエンディングとルークエンディングに集中しており、 ナイトエンディングやビショップエンディングは少ししか出てこないが、本当にこれだけで大丈夫なのか。 また、ルークエンディングでお互いにパスポーンがあるときの解説なども付け加えて ほしい、などがあるが、そこまで疑問を持つ人は前述のDvoretskyなど、もっと ハイレベルな本で勉強することも出来る。 とにかく画期的な本で、特に今までエンドゲームをほとんど勉強してこなかった人 におすすめできると思います。 Silman's Complete Endgame Course: From Beginner To Masterを楽天で検索 |