マンション建替え奮闘記 |
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昭和30年代後半から急増した分譲マンション(作者言うところのコンクリート長屋)。そろそろ50年目を迎える建物も出てくる頃です。 作者は震災と言う特殊な事情で一足先に建替えと言う事態に直面した一マンションオーナー。きっかけは特殊な事情とは言え、 築年数を重ねた共同住宅を建替えると言う状況は、多くのマンション居住者と共有できるもののように思います。 突然降って湧いた深刻な状況と満足のいく共同住宅に無事おさまるまでの事細かな経緯を独特の軽妙なタッチで読ませる秀作です。 全てのマンション暮らしの方に是非読んでいただきたいと思いました。 一生を過す家としてのマンションを考える時、誰もが直面する問題を考える機会を与えてくれる一冊としてお奨めします。 筆者自ら体験したマンション建替え事業を振返り、建替え事業を通してわかった法制度の問題点や、マンション自体の根本的な問題を、専門家ではない一人のマンション居住者としての視点で、思ったことを素直に書いている点に好感が持てました。 一つの建物に価値観や考え方の違う人々が住んでいるというマンションの特殊性が、建替え事業にどのような影響を与えているのか。キレイごとばかりではなく、人間関係などの問題もしっかりと書き綴っており、建替えの事以上に「マンションに住むということはどうゆうことなのか。」という事を改めて考えさせられました。 マンションの建替えといえば、建替え派VS補修派が激突するシーンをテレビで見たことがありますが、この本で繰り広げられるのは予想とは裏腹にかなり違った展開です。 反対者を説得するのではなく、あらゆる情報を開示した上で、各住民が選択した方針を尊重していくことなど。巷にあるノウハウ本には書かれていない生々しい実態と、その状況下でどのようにして道を見つけていったのか。 この本を通じて初めてマンションというものの本当の姿に触れることができたような気がします。 マンション建替え奮闘記を楽天で検索 |