まちづくりと景観 (岩波新書) |
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著者は欧米だけでなく,世界各地を旅するなかからえた,まちの景観に関するかんがえをのべている.また,横浜などで景観の保存のために,すでにきまっていた都市計画を変更させたことを回想している.著者が強調するのは,景観は市民の協働によってデザインしていくべきものだという点である.ちいさな白黒写真ではあるが,アフリカや中近東をふくむ世界各地のすぐれた景観の写真は印象的であり,そこには景観に関してなにか普遍的なものがあるように感じられる. 狭い日本だからこそ、少しでも空間があればマンションや商業施設を所狭しと建設してきた私たち。その結果は誰の目にも解るちぐはぐな町並みになってしまった。ただ公園があればいい、街路樹があるから和むだけでは良い町並みなんかできっこない。そこに住んでいる人間が主体になり、行政が協力して美しい町を作ろうという体系的な計画がなくてはいけない事がこの本でよく理解できた。 まだまだ将来は続くのですから、その風土、歴史をよく見据えて、誰もがその町に住みたくなるような景観のあるまちづくりをしてほしものです。 まちづくりと景観 (岩波新書)を楽天で検索 |