弱い自分を好きになる本 |
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「弱くてもいいんですよ」 「弱さこそ、あなたのやさしさにつながっているのです」 著者はまず、そう語りかける。もちろん弱いだけでは問題は解決しない。 とくに現代は、声が大きく、押し出しが強い人が得をする構造になっている。 弱い人は泣き寝入りし、「やっぱり自分はダメだ」と思うかもしれない。 著者もそのことはよくわかっている。しかしその上で、 ちょっとしたひと工夫によって弱さの持つデメリットをフォローできれば 誰もが強さを求める時代だからこそ「弱さ」が周囲を安堵させ癒せる―― と続ける。 「仕事中だけうつになる人たち」など、うつの人、弱い人の神経を逆なでするような 本を書いてきた著者だが、この人はこの人なりに「うつ」「弱さ」と向き合っていると 私は思っている。ちょっと軽率なところがあるにしても……。 ある意味で著者の「本心」が素直に出た本かもしれない。 頑張りすぎている人、心が疲れ切っている人が、 「こんな自分でもいいんだ、でもちょっとだけ工夫してみようかな……」 そう思える、エッセイである。 悩みもなくイケイケの人を前にすると、威圧されてこちらまで落ち込むことがある。 そういう人の「強さ」は、人を気持ちよくさせないのだ。 弱くてもまったく大丈夫、と言っているわけではない。そんな自分に落ち込まないで…… と言っているのである。 こんな時代だからこそ読まれて欲しい一冊だ。 「もっと強い人になりたい」 そう言って精神科医、香山リカのもとに 多くのヒトがやってくる。 でもね、 弱さも私らしさ と、彼女は言います。 弱い自分だからこそできることがある この本は、弱さを克服し、 強い自分になるための指南書というのではなく、 弱くても困らないためのひと工夫を身につけること を目的とされています。 自信が持てない、とか 彼との微妙な関係・・・恋人かどうかコワくて聞けない、とか 元彼を忘れられない、とか 家族環境に恵まれない、とか 他人が羨ましい自分を変えたい、といった 質問に、著者なりの 考え方のコツが伝授されています。 さるきちは妄想癖があるので、 全く根拠のないというのに 自信に満ち満ちている時もあれば、 一方で、 打たれ弱くて すぐに鼻がぽきっと折れてしまう。 そして底辺を這いつくばる・・・ 旦那サマはそのさるきちの 変わり様に半ば呆れて。 「その中間ってないの?」 でもでもね、 落ち込んだとき、 誰もが悩んだことがあるでしょう。 どうやって自信を持てばいいの? 著者は言います。 過去をもう一度荒い直し、 ほめ言葉や感謝されたことを 思い出すのが大事、と。 そして、 落ち込んだ気持ちと 良い記憶を相殺させるのです。 記憶ってね、 悪いものは突然わいてくるものであるのに対し、 良い記憶って思い出そうとしなければ なかなか沸き上がってこないものなんですって。 自信がない時って、 自分の長所や特技を思い出せない状態に 陥っているに過ぎないのね。 そういえば、 過去の失敗とか、恥ずかしい経験とか ふっと脳裏に浮かんでは さるきちを悩ます。。 それでどんどん堕ちていっちゃうのよね。 さるきちもね、 弱い人間(サル)なのです。 でも、 そう、強くならなくたっていいのよね。 自分の性格を変えないと一生幸せになれない。。。そう思わずにはいられないような毎日を過ごしている時に、この本が底なし沼から引っ張りあげてくれました。まずは自分を大切にしてあげること。自分を認めてあげること。分かっていてもなかなか出来ないけど、ページが進むうちに、ゆっくりと背中を押して貰っていることに気づきました。そのゆっくり加減が、本当に心に優しいです! 「強く明るく自信たっぷりの人たちの中にいるときよりも、いろいろな意味で弱い人たちといっしょにいるほうがずっとほっとする」 「あなたが苦しんでいる原因は、その弱さにあるわけじゃありません。弱さが発するあなたらしい輝きを大切に」 「その弱さこそ、あなたの最大の魅力であるやさしさにつながっているんです」 「あなたの弱さを柔らかさと感じ、ほっとしている人はまわりに多いはずです」 「まえがき」にちりばめられたこのような言葉を読んだだけで、圧倒的な癒しの力を感じた。 今、ひたすらに強くあること、勝つことを求められている社会の風潮の中で、こんな言葉を言ってほしい人は大勢いるんじゃないでしょうか。そして、今の自分が肯定され、救われる人も大勢いるはずです。 よくぞ言って下さいました。 強く明るく自信たっぷりでいれば、周りの人から注目され、称賛されますが、それは、人生のほんの限られた時間のような気がします。 あとの大半の時間は、自分の限界と向き合い、自分の弱さを引き受け、日々の生活を地道に送っていくのです。 でも、そんな地味な生活の中、このような言葉で勇気をもらえたら、心が通じ合える友と出会えたり、自分の生活の中に楽しみや張り合いを見出せたり、心豊かな日々が過ごせそうです。 弱い自分を好きになる本を楽天で検索 |