ふしぎの時間割 (偕成社おたのしみクラブ) |
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この本の中でいちばん大好きなのが、1時間目にあるピータイルねこ です。「トイレ以外どこにも一人ではいけない」ほど引っ込み思案だ ったみどりちゃんが、自分の名前と同じ緑のピータイルと黒いねこの おかげで、保険室までたどりつく様は、ものすごく爽快感がありまし た。ふしぎながらも読書の後味がとてもよい本で大好きです。 短編集で、文字が大きく、漢字には読み仮名がふってあります。挿絵も多いので、小学3年生くらいの年齢なら、スラスラ楽しく読めると思います。 作者の岡田淳さんは、小学校の図工の先生なのだそうです。素朴でかわいい丁寧な挿絵も、作者さん自身によるものです。 身近なものを題材にしていらっしゃるからでしょうか。描写がとても自然で、現実感があります。もし私が現役小学生だったのなら、読み終わったあと「自分の周りでも何か不思議なことが起こってるのかも……」と、こっそり百葉箱を見に行ったりしていたかもしれません。 大人が読むと、きっと懐かしさに頬がゆるみます。 子どもの頃流行ったオモチャや歌が出てくる、といったことではなくて、子ども時代の、感情の動きを思い出すというか追体験してしまうというか。「ああ、うん。そうだった」と、やさしい気持ちが込み上げてくるのです。 岡田淳さんの書かれるお話は、『こそあどの森』シリーズのような、まったくのファンタジーも面白いです。 ふしぎの時間割 (偕成社おたのしみクラブ)を楽天で検索 |