グミ・チョコレート・パイン チョコ編 (角川文庫) |
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悲しいかな、前作のグミ編の甘酸っぱさは鳴りを潜めて音楽一辺倒へと様変わりしてしまった。 が! 筆者の音楽への情熱が主人公の少年を通して描かれて熱気を帯びて最後まで止まらなかった様に感動を覚えた。 音という音が活字に置き換えられて臨場感があって、前作同様に勢いに飲み込まれる。 このシリーズを読むのは二回目です。わざわざ、また買いして二回目を読むぐらいおもしろい。ただ、チョコ編においては他のレビューにもあったようにロックの話が長い!全くロックに興味ない人には中盤はキツいと思う。『自分box』みたいなカリスマバンドぐらいの話にとどめてほしかった。残念なのは美甘子の回想で、賢三に冷たすぎないかい?二人でオールナイトで楽しく映画まで見に行ってんだから『よく覚えてないんだけどね』ってことはないだろー。フィクションでも、相思相愛はいかなくても、美甘子の中で友達ぐらいのポジションはキープさせてほしかった(>_<)羽村の部屋の本棚の前で美甘子のクラスメートに対する優越感も意地悪が強くて残念。この辺はも少しかわいく書いてほしかった。こんなに力強くレビューを書いてしまうぐらい引き込まれてしまうことは間違いないが。評価は面白さの面積に対して。しかしながら美甘子がらみは面白い。引き続き賢三もいいキャラで笑える。 女の子やバンドに対する強い情念を感じさせる。バンドを作ろうと決意し、作曲に取り掛かる。予想以上の傑作が出来たと興奮し、勇んで皆との発表会に臨む。ところがほかのメンバーはそれを上回る(と本人には感じられた)出来で、自分の作品を発表することなくその場から逃げ出す。・・・私がもっとも強い衝撃を受けた場面である。 これほど感情移入できる小説は多分、私の中でもう現れないでしょう。だって感情移入というか今、自分がクラスの中でいる位置、そして好きな女子との関係がグミ・チョコなんだもん!踏み切りでの賢三と美甘子の会話は「あっ、俺も多分こうなっちゃうなぁ・・・」としみじみ共感して、少し泣きそうになりました。 私は女だからかな~? グミ編は楽しく読めて、 「さぁ~て!チョコ編だぁ~!」と勢いよく読みだしたのはよかったけど、 かなりきつかった・・・って、 ロックの話が長すぎ~る!!! 私が、今回(チョコ編)で楽しく読めたのは、美甘子の話だけ。 再び書くが、オーケン!ロックの話が長すぎるよぉ~。 グミ・チョコレート・パイン チョコ編 (角川文庫)を楽天で検索 |