四畳半神話大系 (角川文庫 も 19-1) |
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誰でもそうなのかもしれないが、人生において“もし”ってのが出来たらなんと楽しいのだろうか・・・ “if” たった一つの選択肢が大きく自分の人生を狂わせていく 自分でも思うんだが、人生にリセットボタンがあったら何処からやり直すだろうか?? どこからやり直しても、根本的にはやはり変わらないんだろうな〜 この小説のように一つの選択肢で変わってくる世界はあるかもしれない。 でも、やっぱり自分は自分だし大きくは変わってこないってのが、改めて感じられてしまう。 やっぱり人生は小説のようにはいかないな〜。 まぁ、だから面白いんだろうけどね って、そんな話。 帯に青春コメディとあったので、私好みではないと思っていましたが、なかみ検索を読んでいたら続きが気になって買ってしまいました。 読み始めたら面白くてとまらなくなりました。 いや〜すごいな。よく考えてあるし、計算されている。 青春コメディという言葉からはとても予測できなかった展開。 馬鹿っぽくみえて実はかなり奥深い。 森見さんってすごいなって感服してしまいました。 文体も賛否両論あるみたいですが、私は大好きです。 出町ふたばの豆餅は遠くて買いにいけませんが、カステラは食べたくなって買ってしまいました。 例え一話目で、読みずらいな〜と感じても、一度慣れてしまえば引き込まれて、もっともっと読みたくなります。 読み終えてしまうとなんだかさびしくなり、普通の文章では物足りなくてさらなる森見作品を求めてさまよいでてしまいました。 この本に出会えて本当によかったです。 最終章のみ、パラレルワードを扱っているので、SFなのかもしれませんが、他章は主人公の懊悩する青春が可笑しく描かれています。 『太陽の搭』でも思ったのだが、解説が良い。 人生には無限の可能性があると思いがちなのですが、実は自分の不可能性に大きく制約を受けるという但し書きがあるということを本書を読んでいて実感しました。 作者はパラレルワードを描きながら、実のところ運命論をを説いているように思えました。 (;'Д`)ハアハア この小説は京都大学が舞台である。京都大学卒業生は何故か、京都大学を舞台にした物語ばかり描くのが特徴である。 東京大学の卒業生は東大の物語をあまり描かないのに・・・京都大学の卒業生は京大物語ばかりである。 京都大学という大学がそこまで『理想郷』であり 地上の楽園である事の証なのだらうか?? この著者は自分が京大に進学できたことを鼻にかけており・・・他の大学の学生(東大以外) をバカにしているのが・・文面から・・ちらほら 感じられる・・・。 京都大学に進学する事で・・・自分が ネ申様にでもなったつもりなのか・・・ 『神話体系』という・・・タイトルをつけている・・・。 京大に進学できた自分はネ申であり・・・神話を体系するのに相応しいと言わんばかりである・・・。 農学部なのに・・・どうしてそこまで・・・傲慢になれるのだらうか?? 理学部なら分からんでもないが・・・まったく不思議である・・・。 のだが、そうした見栄えの良い形容が似合わないところが魅力なんである。無駄に多くを語らない、という美徳があるとすれば、これは斯様な美徳に真っ向からお尻を向けている。フリフリしているかもしれない。見る人の視点によっては、そのお尻は大変にキタナイものかもしれない。しかしまた別の視点から眺めると、そうして世に向け放たれたお尻達は、珍妙ながらたいそう愛しくも映るのだ。 本作は4つの章から成っている。描かれる世界はある意味とても小さい。そしてそこに意味がある。4話を通して読むと、最後にそのことが実に自然にふはふはと浮かび上がってくる。ほとんど悪ノリの態で紡がれる言葉に立ち向かう術はない。読めば呑まれる。無用の長物こそを武器に選び出すような、どうしようもない阿呆さと愛しさは、その人物造形や世界観と共に通底した魅力となって、ぐるぐると活発に、半ば無駄に動き回っている。 舞台設定は『太陽の塔』に近しい。だけどここには、前作には無かったような一つの仕掛けが用意されている。その仕掛けが分からないぶん、第2章あたりで一瞬躓く。現に自分も「なんたる怠慢!」「これでは体の良いコピー&ペースト地獄ではないか!」と憤りかけたりもした。しかし、その作りこそが肝だったのだね。 可能性ではなく、不可能性の認識から振り返り見た世界。その鮮やかな感触を最後にふわりと描き出した本作は、私的には稀に見る傑作。巻末解説は同じく大好きな作家/佐藤哲也氏が書いている。森見作品が好きな人は、一度佐藤氏の諸作も読んでみると面白いかもしれない。 四畳半神話大系 (角川文庫 も 19-1)を楽天で検索 |