世界の不思議な家を訪ねて―土の家、石の家、草木の家、水の家 (角川oneテーマ21) |
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人は野に生きるに非ず。 人が住む所には、必ず家がある。 昔の日本家屋を評した宣教師達は、 「木と紙でできた家」と述べたそうだけど、 そんなの序の口だ。 世界は本当に広い。 著者の旅行記のような趣ではあるが、 旅行記としてはリアリティに欠ける。 とは言え、住まいを知る世俗感にも少々欠ける。 ちょっと中途半端な内容なのが残念。 形は変われど、自然と共存して生きていこう とする姿勢は、どれも普遍で変わらない。 外界を隔絶して、快適さだけを追い求める、 今の住居の姿を一考させられる。 自然のままの四季を感じて生きていくことは、 今の日本では難しいのだろうか。 通勤にもよい新書なのですが全編カラー写真で、世界中の変わった家々に釘付けになりました。最初は文章をもっと控えめにして、より多くの家を紹介して欲しいなと思いました。ですが、その写真を撮れるに至る道程の苦労の数々を読むうちに、著者の旅だけではなく、その変わった家々に暮らす人々の生活も伝わってきて、この本の本当の良さを発見しました。 タイトルの通り、自然の岩を使ったり、地下に穴をあけたり、水の上に家を造ったりと、世界のいろいろな地域の家をカラー写真と紀行文で紹介している。 ひとつの話は10分ほどで読めるので、電車の中での読書に最適。まずは写真とその解説を眺めてから、本文をお読みください。 残念なのはその地域の地図がないことかな。 あの「地球生活記」の小松義夫である。世界の家々。その形状、立地、暮らし向きなど興味に任せて写真をとりまくる。建築家ではない彼の視点は時には文化人類学的に高尚だが、大抵は俗な旅人の興味が大半だ。その家々もミャンマー、イエメン、チャド、パプアニューギニアなど人々の生活がシンプルで、その土地に根ざした生活ぶりが写真からしっかり伺われる。ただただぼうっと眺めるもよし、コンパクトサイズのこの本もって旅に出るもよし。何だか元気をいただける本である。 世界の不思議な家を訪ねて―土の家、石の家、草木の家、水の家 (角川oneテーマ21)を楽天で検索 |