〈地域人〉とまちづくり 講談社現代新書

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売れ筋ランキング〈地域人〉とまちづくり 講談社現代新書  
〈地域人〉とまちづくり 講談社現代新書

〈地域人〉とまちづくり 講談社現代新書


価格:¥ 735(税込)
講談社  (2003-04)
/中沢 孝夫/
新書 193ページ
売れ筋ランキング:186476
まちづくりの実践 (岩波新書)
変わる商店街 (岩波新書)
コミュニティ・イノベーション―魅力と活力のある地域をデザインする
まちづくりと景観 (岩波新書)
地域再生の経済学―豊かさを問い直す (中公新書)

著者はさまざまな「まちづくり」の活動を調査して,それらのなまのすがたをつたえるとともに,そこから今後のまちづくりへの展望をみちびこうとしている.終章では「上からの改革」がもはや機能しないことやボランティアの重要性についてのべていて,それはそのとおりだとおもうが,この結論はまったく不満足なものである.この程度のことなら,たとえば NHK の「ご近所の底力」などでも,いつも話題にされていることである [もっとも,本書の出版の時点ではこの番組ははじまっていなかったのだろうが].

本書で紹介された「まちづくり」の例のなかにはもっと,くみとるべきものがあるようにおもう.たとえば十勝の「北の屋台」については「改行準備として 2000 年 2 月に「北の起業広場協同組合」を設立し,ホームページを開設.市内の各所で世界の屋台の写真パネルの展示会を開催し,新聞社をはじめとして各種のメディアの協力も得て広報活動を行った.…」といった記述があるが,ここからくみとれるものはすくなくないとおもう.それをくみとる作業をすべて読者にまかせてしまうのでは,著者,研究者としての仕事を放棄してしまっているといわざるをえないのではないだろうか.

自分がこの手の本を買う時に留意する点がある。
一つには、人の意識をインスパイアする文章になっているか。
もう一つは、事例を的確に紹介しているか。

この手の本には、ある程度の一般化された意見は付されていてもいいのだが、抽象的な議論はあまりなじまないし、参考にもならない。自分を取り巻く状況に対して、抽象論が役に立つとは限らないのだ。下手に抽象論にかかずりあって時間だけ無駄にしたという本は、この世には案外に多い。

それであるならば、徹底した事例の紹介を行って欲しい。事実と自分の見解との峻別をつけ、メリハリの利いた文章で肩って欲しい。人をインスパイアしようとする文章は、この辺が上手くできていることが多い。もちろん、意見に関わる部分については、鵜呑みにしないという前提になる。

この本は、両方の条件をクリアしていた。執筆者の丹念な取材に基づいての事実の紹介とそこにある熱意を伝えようとする書き口は、非常に好感の持てるものであった。

ただ、この本に紹介されている地域おこしと企業家的活動とを融合させた事例は、もはやこの方面の仕事に携わっている人ならば、有名事例の部類になっているだろう。それゆえに現時点では、情報としては古い部分もある。また、書き口に対する人の好き嫌いもあるだろう。そのへんを考慮すると現時点では満点とはいかない。それでも、自分にとっては好著である。


 不況であえぐæ-¥æœ¬ã€é-‰å¡žæ„Ÿã®è""延するæ-¥æœ¬ã€‚わたã-は、その根本的な原因のひとつに、明治以降、特に戦後、徹底ã-てコミュニティがç '壊されてきたã"とが挙ã'られるように思う。ではそれã‚'いかにã-て回復するか?わたã-がã"の本ã‚'手にã-た理ç"±ã¯ã€ãã‚Œã§ã‚る。

 残念ながら、そのための明確なæ-¹ç­-ã‚'å¾-るã"とはできなかった。それは、è'-è€...の言うとおり「もともと統一された『まちおã"ã-』のコンセãƒ-トなどはどã"にもないから」かもã-れない。では、è'-è€...が目指す通り、まちおã"ã-のå½"事è€...の「追ä½"é¨"あるいは再確認ã‚'するã"とが」可能になっているかといえば、そうはなっていない。なぜなら、è'-è€...のæ-‡ä½"が非常に散漫で、個ã€...の事例がどのような問題ã‚'抱え、å½"事è€...が何ã‚'目指ã-何ã‚'行い何ã‚'失æ•-ã-何に成功ã-ã!Ÿã®ã‹ã€ã‚'きちã‚"と追う事ができないからである。

 本書の述べるとおり、大規模な都市再é-‹ç™ºãŒãã®åœ°åŒºã«ç"»ä¸€çš„な景観や機能ã-かもたらさず、やるæ°-のある人が空きåº-èˆ-などã‚'利ç"¨ã-たほうがé­...力的なまちづくりができるという点は、自分の実感と一è‡'するとã"ろもあるが、後è€...のアãƒ-ローチの効果ã‚'定量åŒ-でもã-てくれておいたならば、今後、無駄な再é-‹ç™ºãªã©ã‚'防ぐ上での根拠にでもなっただろうにと思う。

 ただ本書は、どã‚"な動機であれ、まちづくり、コミュニティの復æ'»ãŒé‡è¦ã§ã‚ると感じ、æ'»å‹•ã-ている人がå¢-えてきているというジャーナリズム的な役割は果たã-ているのではないかと思うã-、まずできるã"とから始めようと励まã-ている点も好感が持てる。


読みやすい、わかりやすい本です。
全国各地で始まっている「個人」によるまちづくりを取材し、まとめたものですが、ここに出てくる人は、匿名の人ではなく、ひとりひとり自分の顔をもった普通の人々です。だれでもが意識的に地域で動くことによりそれがまちづくりになると教えてくれます。普通の人にとって勇気の出てくる本だと思います。

 さて、読んで今まで気がつかなかった部分、それは商店街には手厚い行政の保護があるというところです。(第7章 よみがえる商店街)それがうまく機能していないのは「当事者がやる気がないのに対策を立ててもさしたる効果はあがらない。ビジネスは当事者にリスクがないかぎり成功しない」と中沢さんは喝破しています。

 小生は、自治体職員ですが、自治体職!員にまちづくりに対してリスク意識があるかどうか、厳しく問われた本でした。


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