性善説は死を招く―信用するな、任せるな |
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部分的な批判をします。 著者は最初のほうのページで、性善説とは次のようなものであると説明します。 すなわち、暴走族のようなものがいて、大人がとやかく言わなくとも、 ほおっておけばいつかは自覚して改善してくれるだろう、というようなものです。 ちょっと待ってください。 それは性善説という言葉の誤用にすぎず、正しくはそれを「放任主義」といいます。 放任主義や、「まあほおっておいてもなんとかなるだろう」といった根拠のない楽観の恐ろしさは全ページを貫いて全く著者の言うとおりなのですが(その点を鑑み、☆4)、 言葉の用法についてはもう少し慎重になっていただきたいです。 性善説ということばのそもそもの端緒となった孟子も朱子が言うには、 人間は基本的に善であるが、何もせずほおっておけば悪を行う(!)ので、諸々の教育が必要だ、というものです。 つまり、決して「ほおっておけば」などというテキトーな態度なのではなく、至極「積極的」なのです! さらに、今日では「性善説」という言葉の意味は多様になっています。 ですから、せめて「性善説」を語るくらいならば、多様な意味を列挙して、 その中のこれこれを自分は性善説と呼んで批判したい、とまで書く必要があるでしょう。 そうせずにいっきょに「性善説」を否定してしまえば、高邁な意味でその言葉を使うひとに迷惑だと思います。 加治先生の本はこれまでも拝読いたしております。「石の扉」はフリーメーソンへの興味を掻き立てられ、わくわくして読みました。先生の著書は、わかりやすく、読みやすく書かれているので、あっという間に本の世界に入っています。今回の「性善説は死を招く」は、いかに、自分が世の中を甘く見ているか、あまりの危機管理の無さに愕然としました。逆に今までよく無事に過ごしてこれたものです。読み終えた今では日本にいることすら、心配になってきました。今の私の生活は、公共料金は自動引き落としですし、印鑑も作り、住民票も登録し、スイカも使えばお財布携帯も使います。ネットで買い物をするとき、カード決済もすることもあります。うわっ、ぞ~っとしてきました。自分の生活を見直し、改めなくてはなりません。“ゆったり、おっとり”が必要でも、ぼーっとした、おまぬけではいけませんものね。“気づき”が大事なのですね。この本は今の私へ警鐘を鳴らしてくれました。まさに自己防衛意識革命のバイブルです。ありがとうございました。 加治先生のますますのご活躍をお祈り申し上げます。 キョーレツにインパクトのあるイラストと、それとはミスマッチな宗教的タイトルに興味を引かれての購入。 しかしながら読み終わった後、真っ先に玄関の「表札」を外しにかかった私です。 日本の家屋ではおなじみの風景「表札」ですが。実は世界の非常識で、とても危険なシロモノだったのです。 他にも「住民票」の恐ろしいデメリット、何気なく書くメールに潜むワナ、増えるカード犯罪。そして官僚や政府がいかにあてにならないものなのか、などなど。語り口は穏やかながら、今までの常識を覆す内容がずらり。 「自分だけは大丈夫」と根拠のない自身を持っていた自分が、実は大変なアマちゃんであることを痛感しました。 ざっと読むだけでも、犯罪や事故に巻き込まれるリスクをだいぶ回避できるのでは?と感じた、サバイバル初心者向け、お勧めの一冊です。 性善説は死を招く―信用するな、任せるなを楽天で検索 |