「家族」という名の孤独 (講談社プラスアルファ文庫) |
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「今まで抱えていた自分の問題が、家族の中に何かの原因があったんだ」と 気がつき始めたばかりの人には、ちょっと突き放したような内容に感じるかもしれない。 今苦しみの真っ最中の人は、もっともっと苦しくなるような実例を挙げている本を読み 作者に共感してもらい認めてもらい、見つめなおして考え直してもらうほうが結果的には 楽だろう。「結局自分が強くなるしかない、自分にも【無意識に】問題がある」とも 取れるこの書き方はある意味的を射ている分、まだ弱っている人には苦しいかもしれない。 ある程度立ち直ってから読めば、あらためてこの本を読むことによって、感傷に ひたることなく【過去を冷静に見れる】という意味でよいのではないか。 全くACには関係ないような世界の人にとっては、情緒面だけで話を進めるのではなく、 理論も含めて読めるこの内容はACと自称する人への偏見(甘えだ)などがなくなり、 理解が進められるかもしれない。 このテーマを研究する学者さんは、時々事例の紹介の文章が、他の文章よりも明らかに 興奮したように見える人がいるので、もしかしたら、自分自身もそういった悩みを抱えて いるから家族のテーマを研究するようになったのだろうか?などと思っていたが この本を 読み、齋藤氏もまた苦しんでいる面があったのだということがわかった。本の後半に進むに つれ、彼の個人的な部分が見えた気がした。その分、この本の価値が上がったととるか 下がったと取るかは、受け止める人しだいで大きく変わるだろう。 主に家族関係の異常に言及した良著。 夫婦間の共依存症、アダルトチルドレン、 家族間のことで悩んでいる方にとっては、まさに必読。 登校拒否や引き篭もりは、まさに声に出来ないメッセージである。 家族関係に悩んでいたわたしにとって、この本との出会いは、近すぎてわからずにいたものが、いったいなんだったのかを、教えてくれました。 “家族”という閉鎖された人間関係の中で、弱者たる“子供”が受ける精神的ストレス、あるいは虐待(身体的でなく言葉によるものも含む)が生じる理由がよくわかりました。 これがきっかけで、独立して生活することになりました。 家族関係に悩んでいたわたしにとって、この本との出会いは、近すぎてわからずにいたものが、いったいなんだったのかを、教えてくれました。 “家族”という閉鎖された人間関係の中で、弱者たる“子供”が受ける精神的ストレス、あるいは虐待(身体的でなく言葉によるものも含む)が生じる理由がよくわかりました。 これがきっかけで、独立して生活することになりました。 児童虐待やDV(ドメスティックバイオレンス)の問題に少なからず関心を持っている者として、この本は多くの示唆を与えてくれる。 果たして人間は一人で生きていけるだろうか。社会との繋がり、地域との繋がり、自然との繋がり、そして人間としての繋がりがなければ人を人たらしむことはできないと私は思う。その繋がりの最も(というと正確性を欠くやもしれないが)身近にあるもの、それが「家族」であると思う。家族の構成は多種多様だろう。それが肉親である者、親類である者、乳児院の保母さんである者、その構成する人間を問わず「家族」が存在する。 この繋がりが時として歪な形を成した時悲劇は起こる。そして、その歪さに気づき、振り返り、修正しなければ同じ悲劇を繰り返すこととなる。筆者は、会社との間での・夫婦の間での・親子間での様々な『依存』にフォーカスし児童虐待やDV等の問題へのアプローチを試みている。問題として噴出している現象の根っこには、往々にして「家族」が存在する。 「家族」に何かを求め、「家族」により何かを失う。そんな繰り返しを断ち切るためには本当の大人になるしかないと背筋を正してくれる本である。 「家族」という名の孤独 (講談社プラスアルファ文庫)を楽天で検索 |