なぜ「耐震偽装問題」は起きるのか (講談社+α新書 (254-2D)) |
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以前のレビューの中で、偽装マンションの被害住民という方が、この本の著者の事務所に検査依頼した人が同じ被害者の中にいたけれど、偽装を見抜いてらもえなかったと書いています。(他でもそのようなコメントを読んだことがあります。)それが事実なら、何故、この本の中で一切、そのことに触れていないのでしょうか? 内覧業者では耐震偽装を見抜けないのが仕方ないのだとしても、どうして見抜けなかったのか、自ら検証する勇気や解説があれば、説得力のある真摯な本になったのだろうに残念です。 また、その事をのぞいても、内容的に経験談や知識に物足りなさを感じました。 偽装マンションの被害住民です。うちのマンションには、偽装マンション購入の際、この本の著者のさくら事務所さんに依頼したかたもいました。つまり、こういう本をえらそうに書いている(おまけにこの事件を利用して儲けている)方も、けっきょくは偽装を見抜けなかったのです。なにを信じてマンションを買えばいいのか、ほんとうにわかりません。 不動産・建築業界は「グレー」だと著者はいう。確かに、明朗なイメージは無いと思う。何を信用して買うのか、全くわからない。大手の会社といっても下請けで丸投げすれば信用できないし。みんな経済活動でやっているわけで、まじめに現場で仕事をする人でも、疑問を呈すれば、上から仕事をもらえなくなる。これを打破していくには現場監督や職人さんがブログなどで情報をオープンにし、カリスマ監督やカリスマ職人の登場を期待するなど、おもしろい。また、個々の人がそれぞれの仕事で責任を持ち、きちんとていねいな仕事をすることで、世の中が幸福になっていく、という主張は、大変もっともだと思います。人ごとではないのです。 なぜ「耐震偽装問題」は起きるのか (講談社+α新書 (254-2D))を楽天で検索 |