安全と安心の科学 (集英社新書) |
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現代社会における安全・安心について、科学史的・社会史的な視点から述べられています。社会において、安全・安心とは何か。科学はどのように安全・安心を扱ってきたか。平易な文章で述べられています。 原子力問題、交通問題、医療問題など個別の問題についても章が割かれていますが、個別の議論よりも、安全論・安心論の基礎が述べられていると思ったほうがよいでしょう。 著者の村上氏の専門である科学史・科学哲学史の知見に基づくしっかりした議論になっており、安全問題に関心のある一般向けの本として大いにお勧めできます。 唯一気になる点としては、「聞き書き」のような、冗長な文章表現、余談への脱線が見受けられるところでしょうか。興味深いと感じるか、だらだらしていると感じるか、読者の感想の分れるところだろうと思います。 現在、産業安全行政の一端に携わっているが、この行政においても「安全で安心できる」がキーワードになっている。 しかし、「安全」や「安心」自体の意味を明確に理解しているかと言うと、なかなか難しいものである。 そんな時、自ら関わっている「安全」や「安心」を別の角度から見ることができる本である。 この本は、(産業安全だけでなく)広い意味の安全を対象にして、何が現代社会の安全を脅かし、安心を損なっているのか、という全ての人に影響する本である。 「安全」とは何か。「安全」と「安心」の違いは何かなど分かりやすいヒントが多く得られる。 「危険」と「リスク」の違いも分かりやすく理解できた。 安全にするための対策である「フール・プルーフ」と「フェイル・セーフ」なども分かりやすい説明が書かれている。 安全と安心の科学 (集英社新書)を楽天で検索 |