里山ビジネス (集英社新書 448B)

里山ビジネス (集英社新書 448B)

売れ筋ランキング里山ビジネス (集英社新書 448B)  
里山ビジネス (集英社新書 448B)

里山ビジネス (集英社新書 448B)


価格:¥ 460(税込)
集英社  (2008-06)
/玉村 豊男/
新書 185ページ
売れ筋ランキング:10538
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タイトルだけを見ると、里山でビジネスを展開する方法が書いてある本かとも思えるが、中身は、起業を通じて、里山での生活を仕方を書いている本だと思う。話し言葉で、著者の里山での実際の生活が語られており、親しみやすい。お店が地域に密着し、自然の恩恵を受けて切り盛りされている様子がよく分かる。

定年後などに都会を離れて悠々自適の生活を送りたいという流れが大きくなっているなかで、起業しない多くの人にとっても、里山で生活するための知恵として、参考になるのではないだろうかと思った。
玉村豊男氏はエッセイスト、画家として知られるが、本当はすごいビジネスマンでもあると思う。
決して規模をむやみに拡大しない。豊かさを持った成長をしているのである。それもビジネスとして成り立つのが難しい土地にあってである。

この本に、こんなくだりがある。

拡大しないで持続する。
持続しながら生活の質を上げる。
どんなにグローバル化が進展しても、それに影響のない生活を確立する。
そんな暮らしができたら、どんなに素晴らしいことでしょう。

額に汗して働くことの貴さと、豊かな生活を目指し、長野でワイナリーとレストランを経営する玉村さんの活動は、単に規模の拡大でない、本当の豊かさを持った成長である。
そしてこの本のメッセージは、現代のグローバルビジネスの時代に対するアンチテーゼでもある。
久々に読後にすっきりする本を読んだ。
真の豊かさを知りたい人に勧めたい。



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