赤んぼ少女 (ビッグコミックススペシャル) |
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この作品は、1967年に少女フレンドに連載された後、扉絵や一部コマの削除、セリフの改変など行い、 話が細切れにならないように1つに繋げて、秋田書店から『のろいの館』と改題して初単行本化されました。 その後の作品集や文庫では、『赤んぼう少女』と再び改題されたので、結局3つのタイトルがあるのですが、 今回のUMEZZ PERFECTION!第9弾は【連載初出当時の形態を復活させるのがコンセプト】ということで、 タイトルも『赤んぼ少女』に戻され、扉絵や削除コマの復活、そして、セリフも限りなく連載時に近い形に戻されたようです。 ・・・にも関わらず、今回収録の本編冒頭のカラーページは連載時のものではなく、 1985年に発売された大型の作品集、『楳図かずお恐怖劇場』発売時に彩色されたものを収録・・・という、謎の編集、 結果、既発単行本『のろいの館』や文庫『赤んぼう少女』とは、ずいぶん違った印象になりました。 特にタマミちゃんが鏡の前で1人寂しくお化粧をする有名シーンがあるのですが、既発単行本では「ははは」の笑い声のみで、 その狂気の笑い声の行間からタマミの寂しさや哀しさが伝わってきたのですが、今回は喋っている分、 あまりそういう(タマミの内なる感情)は、伝わってきませんでした。 その他のシーンでもセリフが元に戻されたことにより、「あれ?ここってこういう感じのシーンだっけ!?」という部分が多々ありました。 これが連載時の(楳図先生が作った)本来の形なのかも知れませんが、既発ヴァージョンに馴れ&愛着がある自分としては、 『のろいの館』や『赤んぼう少女』ヴァージョン読後の「タマミちゃん、なんだかかわいそう・・・」と思った印象も含めて、 今回のPERFECTION!ヴァージョンよりも、上記2タイトルの方が個人的には好みです。 巻頭口絵に『のろいの館』の単行本表紙を収録したのは◎! このシリーズは、楳図作品のまたぞろ再刊ではなく、祖父江さんのデザインに価値がある。超まことちゃん以降、ちょっと祖父江節が抑制されているようで気になる。再刊にしては高いプライシングなので、どうせなら思い切ったデザインで楳図作品を読んでみたい。 赤んぼ少女 (ビッグコミックススペシャル)を楽天で検索 |