植木等伝「わかっちゃいるけど、やめられない!」

植木等伝「わかっちゃいるけど、やめられない!」

売れ筋ランキング植木等伝「わかっちゃいるけど、やめられない!」  
植木等伝「わかっちゃいるけど、やめられない!」

植木等伝「わかっちゃいるけど、やめられない!」


価格:¥ 1,470(税込)
小学館  (2007-12)
/戸井 十月/
単行本 236ページ
売れ筋ランキング:16345
夢を食いつづけた男―おやじ徹誠一代記 (朝日文庫 う 3-2)
のぼせもんやけん2 植木等の付き人時代のこと。
NHKアーカイブス ドラマ名作選集 NHK劇場「大市民」
植木等のゴクラク映画ボックス(5枚組)
クレージーキャッツ メモリアル DVD-BOX

小学生の頃、人気絶頂だった「8時だョ!全員集合」が唐突に終了し、半年だけクレージーの「8時だョ!出発進行」に切り替わった時期がある。PTAが嫌悪=子供ウケする判りやすい俗悪さを前面に出したドリフに比べ、“大人の集団”クレージーが無理して演じている(様に見えた)舞台上でのドタバタは、今で言えば少々“イタイ”空気が漂っていた。ただその中にあって植木等だけは、当時小学生のカリスマだった加藤茶とは異質な“大物感”を子供心に感じさせ、面白いというより何か“スマート”で“オシャレな”存在として映っていた記憶がある。
今回本書で改めて「責任感の強い“無責任男”」植木等の生き様と人間性に触れ、なぜ無知なガキの眼にさえこの人がカッコよく映ったのかが氷解した。かつて TVの追悼番組(「いつみても波瀾万丈」等)で語られた既知の話も多かったが、植木への深いリスペクトが文中にも行間にもたっぷりと感じられ、読んでいて温かい気持ちにさせられる一冊である。
俺が物心ついた頃、時代はすでにドリフになっていて、時たまテレビで目にするクレージーは正直、過去の人っつーか、ギャグ抜きでお呼びでない人々になっていたんだけど、ドリフ派かクレージー派かと問われれば、断然、クレージー派である。ドリフは幼くって拙くってベタで一所懸命で、つまりはガキである。ガキに仲間だと思わせるあざとさをあそこまで徹底した、二流ならではのマンネリズムは評価するけどさ。対してクレージーはプロでモダンで華やかで飄々とクールで、つまりはおとなである。とは言え俺が人生の先達としているのは「植木等」に他ならない。しかも、タレントとしての植木等ではなく、「時代」の平均、「野郎」の源等、および「どうしてこんなにもてるんだろう」「だまって俺について来い」をはじめとする青島幸男、萩原哲晶の一連のヒットメドレーの主人公達に共通するあまりに楽観的な世界観である。ハッキリ言って、植木等演じる映画の主人公の眼はイっちゃってる。あのハイテンションは(もちろん古沢憲吾の演出とはいえ、)何かが憑依したようなヤバさだ。
そして、そういう旬は一過性のものであって、リバイバルブームであてがわれた「これで日本も安心だ」や「会社物語」なんてのは犯罪的ですらある。もとい、植木等って人は、これまでも、この本でも、幾度となく語られているように、非常に真面目でバランス感覚に優れた常識人だ。だが、本人が把握している自分を超えてしまう時こそ、すっごいモノが生まれる訳だし、多くの人にとって植木等とは、本人が考える植木等ではなく、スーダラの、お呼びギャグの、無責任男の植木等なのである。それってとてもステキなことである。真面目ってのもあるけど、植木等の資質を一言で表す言葉は「楽観性」だと思う。じゃなきゃ「わかっちゃいるけどやめられない」「コツコツやる奴ぁ、ご苦労さん」なんて言葉が、あんだけドンピシャに表現出来る訳ないもんな。
音楽にはじまり役者としてのし上がったミスター昭和の足取りを追おう
彼の魅力満載のノンフィクションです
まっすぐで思いやりがありシンプルな彼の人柄
様々な周りの人間達も豪華絢爛
今で言うマルチタレントのハシリだ
役者に限ってもメインもサブもそつなくこなす名役者だった彼
振り返っても悲しみがこみ上げますがそれ以上に励まされ元気を貰えるのは
彼の真骨頂でしょう
ありがとう
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