リンボウ先生の文章術教室 (小学館文庫) |
|
売れ筋ランキング > リンボウ先生の文章術教室 (小学館文庫)
実践的な文書術が盛りだくさんに書かれています。 自分で文章を書く機会の多い方、 文章を添削する仕事をしている人にも参考になり 推敲の基準が分かるようになると思います。 文書の第一条件は、「客観性」にあり 主観的な思いだけで物を言うと一人よがりになって しまい読むのが苦しい文書になってしまいます。 読み手を意識した視点、自分が知っていて読み手が知らない ことも書かないと文章は成立しません。 特に参考になるのは、リンボウ先生の添削講義です。 朝日カルチャーセンター編、共立女子大学編は、 例題があるので、無駄な部分を削除する技術が 参考になります。 林望先生は良い文章は簡素で客観的で品位があることが重要という。しかし理屈で分かっても、簡単には良い文章は書けないものだそうだ。前半はそのような講義になっている。 講義を受けた上での生徒の作文を具体的に添削・講評することに紙面の後半を割いてある。つまり、具体的にやらなければだめだ、と言うことであろう。 添削は赤ペンの二色刷で非常に分かりやすい。しかし分かりやすいと言うことは、おざなりに読めてしまうと言うことで、身につかない。添削前の文を読ませて、どこが悪いか考えさせるような工夫をすれば身になるのでないか。 シンプルです。アドバイスの要点は「文字をケチれ」「ひとりよがりをやめろ」「品格を保て」の3つぐらい。そして、この3つの習得のために骨身を削れとリンボウ先生はおっしゃいます。確かにその通りだと感心することしきり。「文章を書くことも、一つのARTである」という先生の信念が伝わってくる一冊です。 画家が絵画の技法書,書家が習字のお手本,演奏家が楽器奏法の本を 出すのは当たり前。ところが,小説術,作文術に限っては,功なり名 を遂げた文豪でなければ許されない雰囲気がある。谷崎潤一郎,川端 康成,三島由紀夫,丸谷才一・・・。ちょっと気の利いた文章などオ レでも書ける,という意識がそうさせているのだろう。 これら文章術を読み,各々の作家の文体や着想の秘密を探るのも面白 いが,自らエッセイや評論を書こうという人に,実践的な文章術を指 南しているのが本書。ここでのリンボウ先生は,文豪ではなく国語教 師。 文章の客観性,品格,ユーモア,悪口など,まっとうな文章を書く上で ポイントとなる点を挙げて,カルチャースクールや大学での生徒の作品 添削の実例を示しながら,よい文章とは何かを示している。生徒の文章 を拙いと言うのは簡単だが,添削結果を見ると,毎日ブログを更新して いるような人にも参考となる点が多々あるかと思う。 「皆さん、概して題名はどれもこれもつまんない題名が多かった。 みんな優等生なんだな。 だめですよ、そういう優等生なことじゃ、文章ってものは。 文章はアウトサイダーでなきゃだめなんです。文章を書くときは、 どっか不良でなきゃだめですよ。役所へ出す作文じゃないんです からね(笑)」 こんな調子でリンボウ先生の文章術の講義は進む。 実際に行われたリンボウ先生のカルチャーセンターでの特別講義を もとに、ご自身が書き下ろした「文章術の千本ノック」を文庫化した この本は、臨場感たっぷりで、しかも、ためになる。 「文章読本は数々あれど、これほどまでに実作トレーニングに徹し、 懇切丁寧な赤ペン添削でフォローした指導書は絶無である。」 がうたい文句だった「文章術の千本ノック」。しかし、リンボウ先生の 意に反してあまり売れなかったようである。 先生も、「せめては、大ベストセラーでなくともいいから、 末長くこつこつと読まれて欲しい」と今回の文庫本のあとがきで いっている。 私は、この本好きである。なぜなら、リンボウ先生が文章の要諦だと いっている「文字を惜しめ」とか『文章の第一要件は「客観性」にあり』 とうとうが、実際に素人が書いた文章の赤ペン添削で、 ホントに「客観的」に具体的に理解できるからである。 この価格で、これだけのハイクラスの講義を受けられるなんて、 最高だね。 リンボウ先生の文章術教室 (小学館文庫)を楽天で検索 |