友情 (新潮文庫) |
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野島と大宮の友情 と 野島から杉子への恋 杉子から大宮への恋 が とても平易な文章ながら、とても純粋で、直接的な表現で描かれており、心情がよく理解できる作品です。 90年位前の作品なのに、全然古臭くなく、とても読みやすかった。 野島の恋心の苦しさ、大宮の野島への遠慮(自分の意に反した)が遠い青春時代を思い出させ、今から思えば、懐かしい気もします。 また、恋に対する純粋な気持ちは、時には人をも傷つける。しかし、傷はついても、それを乗り越えて、さらに人間を成長させる という事を改めて現代人は思い改めないといけないと思いました。 やっぱり、この小説は私みたいに、おじさんが読むのではなく、若い人たちに是非とも読んでもらいたいと感じました。(恋文の書き方も勉強できるし。。。) 泣きました。 フラれた経験がある人は是非ご一読いただきたい。 途中、自分のことを書かれているのではないかと ドキドキしてしまいます。 でも、大宮さんはすごい人だ。 最初から好きだったのに、本気で見せる撤退、 最後にぶちまける懇親の真実。 野島さんとは根性が違う、と感じてしまいました。 若いまっすぐな友情と、恋愛感情のぶつかりあう作品です。 友情も、愛情も人を好きになるのは理屈ではないですね。 この二つがぶつかったとき、どちらかを犠牲にしなくてはいけないのは 残念ながらいたしかたないのかなと。 大宮のとった行動は、結果として野島を裏切ることになったけれども 友情のために、ここまで悩んで行動した上での結論なので、私としては納得度は高いです。 悩んだ上での結論であれば、友情と愛情のどちらかを選ぶという行為に優劣はない、と思います。 どう頑張ってもかなわないことがある。恋愛では多々ある。 がんばれ野島、と思いました。 杉子のちょっとした言動に一喜一憂する野島。昔の人も今の人も男でも女でも、恋する人は変わらないなあと思いました。 それにしても大宮は、わざわざ同人誌にあんなことを掲載しなくても、と思いました。 杉子がウザイ。大宮と野島の友情の結末は感慨深いものだったのかもしれないが、それすら吹き飛ばして印象に残らないほどに杉子がウザイ。別に二人の友情に波風立てたからどうというのではなく、彼女の人間性が嫌だ。あまりの冷酷さ、自分勝手さ、ずうずうしさに吐き気がする。「純愛」で許されるレベルじゃない。 友情 (新潮文庫)を楽天で検索 |