友情 (新潮文庫)

友情 (新潮文庫)

売れ筋ランキング友情 (新潮文庫)  
友情 (新潮文庫)

友情 (新潮文庫)


価格:¥ 380(税込)
新潮社  (1947-12)
/武者小路 実篤/
文庫 185ページ
売れ筋ランキング:78627
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野島と大宮の友情  と  野島から杉子への恋  杉子から大宮への恋 が
とても平易な文章ながら、とても純粋で、直接的な表現で描かれており、心情がよく理解できる作品です。

90年位前の作品なのに、全然古臭くなく、とても読みやすかった。
野島の恋心の苦しさ、大宮の野島への遠慮(自分の意に反した)が遠い青春時代を思い出させ、今から思えば、懐かしい気もします。

また、恋に対する純粋な気持ちは、時には人をも傷つける。しかし、傷はついても、それを乗り越えて、さらに人間を成長させる  という事を改めて現代人は思い改めないといけないと思いました。

やっぱり、この小説は私みたいに、おじさんが読むのではなく、若い人たちに是非とも読んでもらいたいと感じました。(恋文の書き方も勉強できるし。。。) 
泣きました。
フラれた経験がある人は是非ご一読いただきたい。

途中、自分のことを書かれているのではないかと
ドキドキしてしまいます。

でも、大宮さんはすごい人だ。
最初から好きだったのに、本気で見せる撤退、
最後にぶちまける懇親の真実。

野島さんとは根性が違う、と感じてしまいました。
若いまっすぐな友情と、恋愛感情のぶつかりあう作品です。

友情も、愛情も人を好きになるのは理屈ではないですね。
この二つがぶつかったとき、どちらかを犠牲にしなくてはいけないのは
残念ながらいたしかたないのかなと。

大宮のとった行動は、結果として野島を裏切ることになったけれども
友情のために、ここまで悩んで行動した上での結論なので、私としては納得度は高いです。
悩んだ上での結論であれば、友情と愛情のどちらかを選ぶという行為に優劣はない、と思います。
どう頑張ってもかなわないことがある。恋愛では多々ある。
がんばれ野島、と思いました。
杉子のちょっとした言動に一喜一憂する野島。昔の人も今の人も男でも女でも、恋する人は変わらないなあと思いました。

それにしても大宮は、わざわざ同人誌にあんなことを掲載しなくても、と思いました。
杉子がウザイ。大宮と野島の友情の結末は感慨深いものだったのかもしれないが、それすら吹き飛ばして印象に残らないほどに杉子がウザイ。別に二人の友情に波風立てたからどうというのではなく、彼女の人間性が嫌だ。あまりの冷酷さ、自分勝手さ、ずうずうしさに吐き気がする。「純愛」で許されるレベルじゃない。
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