あの世 この世 (新潮文庫) |
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僧侶のお二人の対談ありますが、本書はあらゆる宗教の方、あるいは無宗教の方にも楽しめる内容です。「あの世はあるのですか」という問いに対してお釈迦様は「無記」、すなわち口で言ってもわからないだろうから言わない、と答えられた、という玄侑さんのお話が何度か出てきます。本書の要旨はこのお言葉に集約されるように思います。修行時代のお話、「もう欲は何もないけれど、『ものを書く』という煩悩だけは残っている」という瀬戸内さんのパワーのお話、「極楽へ行くよりも地獄へ行った方が面白そう」というお二人の作家としての探究心のお話、など面白い話が続くいい本です。 瀬戸内 寂聴さんのことはテレビなどで結構存じ上げていたのですが、玄侑さんのことはこの本ではじめて知りました。 宗派は違えど同じ仏門に帰依されたお二方の温かみあふれる対談集です。 ところどころユーモアを交えつつも、人生における大切な事象を仏教の教えに照らし合わせながらお話されるお二方のやりとりに引き込まれるように読みました。 もっと重々しい、難しいお話かと心して読み始めましたが、一般人にも分かりやすい平易な言葉で綴られているので読みやすくて嬉しかったです。 ところどころにキラリと光る珠玉の言葉が散りばめられているので、一読をおすすめします。 僧侶になるのにお二人とも想像できないような厳しい修行をされていることを知り、驚いた。あれほどの修行を体験された方は、確かにものの見方も変わるだろう。小説を執筆される時にも超人的な力を発揮できるに違いない。宗教が持つ有益な力を紹介され続けているお二人は、この国では貴重な存在だと思う。 この対談は、NHKで放送したものを本にしたものです。 私は、たまたまテレビで放送しているのを見つけ途中から見たのですが、お二人の和やかな対談の雰囲気が出ていて、大変好ましく思いました。 今回、本になったので早速読みました。寂聴さんは、ご自分の体験を交えながらも、どちらかといえば聞き役に回ることが多く、玄侑さんの仏教に限らない広範な知識をうまく引き出しているように感じます。 肩肘張らず読める大変いい対談だと思います。 あの世 この世 (新潮文庫)を楽天で検索 |