殺戮者は二度わらう―放たれし業、跳梁跋扈の9事件 (新潮文庫) |
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テレビで数分、新聞でも数行で処理される日々の事件の数々。 その事件を追った、実名ドキュメンタリーの良書。 犯罪大国日本になりつつある現在においては必読。 事件の背後には、それに至る刻々が必ず存在している。 その至極当たり前の事実を明示し、実感させてくれる本。 勿論、編集者の主観や、事件関係者の証言に基づかざるを得ない部分もあるため、 全てが客観的事実のみに基づいているわけではないのは当然としても (そもそも、そんなことは事件当事者しか知る由もないが)、 事件の概要、その経緯を知るには十二分であった。 特に、最終話の「名古屋アベック殺人事件」について以下記す。 残酷性を緩和された情報しか受け取っていなかったせいか、 読みながら何度も手を止めさせられ、その常軌を逸する犯行にゾッとさせられた。 事件の経緯自体は凄惨に凄惨を極めているが、 その後の加害者側の対応や、被害者遺族の生活状況の変化には 遣る瀬無いというか、本当に何とも云えない感情に苛まれた。 確かに、非道な加害者達にも幸せになる権利はあるはず。 だが、フツーの犯罪とは到底比較にならない罪を犯しておきながら、 事件を振り返ることを「後ろ向きに生きることだ」とか 「忙しいので墓参りにすら行けない」と言う者を 更生済みとして野放しにしてしまったこの国が恐ろしい。 彼らの中で既に出所している者と明日すれ違っているのかもしれない。 すべて読み終わった後に、何故かどうしようもない脱力感のようなものを覚えました。これは、架空の小説でも何でもなく、現実にこの日本で起こった事件なのだと思うと、やるせない気持ちになります。 個人的に「反省し「シャバ」に戻った少年少女のそれから―名古屋「アベック」殺人事件)」が一番気になり、こちらを購入したのですが、現実として・・・加害者から反省の色は何一つ伺えない。 やはり少年法という壁は厚く、本当の意味での更正というのは困難なのだと思うと、「これが現実なのか・・・」と溜息が出ました。 シリーズ4冊目。前3冊に比べて圧倒的に読後感が悪い。殺人行為の背景を切り裂いていくルポ形式も、最初の方の巻は鮮やかさが目に付いたがこの4冊目はただただやるせない胸の悪くなる思いのみが残る。「警官立ち去り事件」など特に、無念さと醜悪さがないまぜになって読んだあと大変気味が悪い。編集部とルポライター陣が、取材し続けているうちに自家中毒を起こしてしまったような一冊。 この本読んで一番に思った事です。読むのが辛くなって途中で何度も止めた事件もあった。被害者が殺されるまでの過程から、事件後の遺族が受ける理不尽な状態を読んでいると、本当に「報われない」としか言いようがない。一度事件に巻き込まれると、もう地獄しかないと思った。 つい1.2年前くらいにテレビを騒がしていたいくつかの事件。 その詳しい全貌が書かれています。 テレビに取り上げられなくなり忘れかけていた事件。 殺戮者は二度わらう―放たれし業、跳梁跋扈の9事件 (新潮文庫)を楽天で検索 |