ローマ人の物語〈15〉ローマ世界の終焉 |
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そーなんです。『ローマ世界の終焉』読了は『ローマ人の物語』の読了なのです。寂しいものがあります。この際、ルネサンスまで続いて、イタリア中世を書いてください。お願いします。 とうとう、ローマ帝国滅亡。読んで分かったことは、ローマ帝国滅亡という事件は何もなかったと言うこと。そもそも、東西ローマ帝国分裂だって、むりやりこじつけた面もあるし、西ローマ帝国が滅亡したということの意味は、すごい形式論だし、その後も、東ローマ帝国はイタリアに領土を主張し続けたようだし。読んでいて、エリオットの "The Hollow Men" の一節を思い出した。(実はこの一節しか知らない)。 This is the way the world ends こうして世界が終わるのだ。 Not with a bang, but a whimper ボカンではなく、めそめそと そう、ローマ帝国はローマとどんどん関係なくなり、その過程でローマも皇帝も力を失って行って、ついには雲散霧消してしまう。いやあ、歴史で習ったイメージとの違いは驚くばかりだ。 『ローマ人の物語』を読んで、ローマ帝国をローマ帝国と素朴に呼べなくなってしまった。独裁者は共和制時代から出ていたし、帝政になったとされるアウグストゥス以降も、形式上は共和制の制度が受け継がれている。そして、五賢帝以降は、皇帝がローマにいることはほとんどなくなる。確かに「ローマ+帝国」だと言える時期はあったのだろうか。 ローマは不在の皇帝に軍事力を依存し続けた結果、自ら防衛をまったく出来ない都市となり、ゲルマン民族と東ローマ帝国軍の戦争で衰亡する。最終的に息の根を止めたのが、東ローマ帝国の中途半端な軍事介入だったというのも教訓的だ。あまりに直接的に解釈してはいけないとは思うが、バルカン紛争やイラク紛争との対照を考えてしまう。 『ローマ人の物語』全体を通じて、政治的な興隆や衰退だけでなく、文化や技術の興隆や衰退も極めて興味深かった。塩野さんありがとう。 キリスト教の一番の問題点は社会ではなく神に奉仕するところにあると思う 宦官も自分たちの権益に奉仕するけど社会には奉仕しない 作者が萌えた人物が少なかったように思えるけど まさに社会が衰退するって言うのはそういうことだな あとユスティニアヌス帝もだめぽ 尼損の書評ではキリスト教への嫌悪が批判されているけど 塩婆、というか日本人が書くのはそこに意義があると思う 帝国という言葉はローマが原型。 皇帝という称号の代表はユリウス・シーザー。 繁栄と衰退という歴史の原理を、最も体現して見せてくれるのがローマ帝国。 塩野さんの、カエサルを始めとしたローマの男たちへの愛情、そして私たちへの激励を読み取る事ができる、まさに超大作。 愛読書として、さらには日本の真の良識、コモンセンスとして確立すべき名著です。 歴史の面白さをここまで見せてくれた塩野さんに感謝。 最後の「完」の字を見たとき、胸がじーんと熱くなった。目を閉じて。 塩野さん、本当にありがとうございました。 スキピオやグラックス兄弟、スティリコ、そしてカエサルの生き様を想い・・・。 またティベリウス、マルクス・アウレリウス、そしてユリアヌスが浮かび自然と眼頭が熱くなりました。 ローマ帝国の盛衰に興味があり塩野七生氏のこのシリーズを読んできました。最後の巻になってしまいました。塩野氏は「盛者必衰、諸行無常」という誠にわれわれになじみ深い言葉でこの物語を結んでおられる。たしかにその通りであるが、あとがきにもあるように、あの大帝国が200年にもわたる平和を実現したことは驚異である。このシリーズの縦糸は皇帝の移り変わりである。皇帝たちは平和を実現するため実によく働いている。そして横糸は民衆であるがこの民衆と皇帝が適度な緊張感を持っていた時代はローマも安定していたと思う。もちろん、帝国内に街道を整備する、法律を定める、国境周辺を守るといったビジョンは皇帝でないとできないが、その原資を提供する側との意思疎通は大切なことであった。民意におもねることなく民意を反映した政治の実現が古今東西の基本であると思う ローマ人の物語〈15〉ローマ世界の終焉を楽天で検索 |