浮世絵 消された春画 (とんぼの本) |
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ないはずの落款を入れるくらいはよくある話だが、作品そのものを切り貼りしたり、版木を足してすったりと、あの手この手で“新しい”浮世絵作品が出来上がっていたらしい。 そういった技術があったことや、改竄作品ができた背景は置いておくとしても、改竄作品が著名な画集に収録されていたり、博物館で堂々と展示されてしまっているということがショックであった。 改竄作品もそれはそれで面白く、それ自体にも価値はあるものと思う。 しかし、オリジナルや本物があって改竄作があるのであるから、それぞれ正当な評価と解説のもとに鑑賞したいものである。 著者の言うとおり、このような作品を見極める研究者の更なる登場が望まれる。 浮世絵を語るときに春画は下品で芸術的ではないとされ、 残念ながら無視されてきたために、 多くの春画は改ざんされ普通の浮世絵としての売買が行われてきた。 本書では、それらの浮世絵が 実はもともと春画だったことをあばいていくのだが、 絵が豊富なことと、科学的に分析する章も加わって なかなかおもしろかった。 個人的に感動したのは、 そういう改ざんをする職人の中にも名職人がいたこと。 !もっと詳しい本があったら読んでみたい。 粋と無粋が入り混じった浮世絵の一場面を垣間見ることができました、、、 な~んて言うとちょっとアレですが、この本面白い! 恋人が引き裂かれていたり、かと思えばくっつけられていたり、 嫉妬に燃える女は醜いから(そういうことなのかな?)消されていたり! でも仕事が丁寧でないから、消しきれずおかしな部分が残っていたり、、 文章読むより絵を見て楽しめます。言うなれば「間違い探し」な本。 浮世絵 消された春画 (とんぼの本)を楽天で検索 |