超バカの壁 (新潮新書 (149))

超バカの壁 (新潮新書 (149))

売れ筋ランキング超バカの壁 (新潮新書 (149))  
超バカの壁 (新潮新書 (149))

超バカの壁 (新潮新書 (149))


価格:¥ 714(税込)
新潮社  (2006-01-14)
/養老 孟司/
新書 192ページ
売れ筋ランキング:15893
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 「バカの壁」「死の壁」に続く養老孟司氏による「壁」シリーズ第三弾。基本的な考え方は「バカの壁」ですでに語られているため、特に目新しい内容はなく、小話の集合体といった風情。著者には一貫した思想はあるものの、本書は個別の話題ごとに完結しているため、若干流れは掴みにくいかもしれない。

 その中で幾つかの名言?を紹介する。

 「女は実体だが、男は現象である。」(免疫学者:多田富雄氏の言葉を引用)

 これは、女性の方が無意識に基づいて行動するということ。言い換えると、身体に基づいているとも言える。それに対して男性は意識中心で、頭でっかちになりがち。抽象的なものに囚われやすいと分析している。当然、一概には言えないだろうが、納得できる部分もある。

 また、平和ゆえに「夢」や「生きがい」など自分のやりたいことを求めようとする傾向が強まっている社会に対して、人生の価値は「世の中の穴を埋めること」であると受け身的にも取れる言い方をしているのも印象的。はじめから自分のやりたいことだけを求めるのではなく、とりあえず必要とされることをやりながら自分の道を探せばいいと言いたいのだろう。「自分がやりたいこと」と「求められていること」、どちらを重視するのかは確かに難しい。

 さらに、「カオス理論」や「フラクタル理論」を引用しながら、「ああすればこうなる」という一元論的な考え方に固執する危険性を指摘。世の中はそれほど単純ではなく、「結果は物差し次第」であることを前提にすべきと主張。ある出来事に直面しても、自分の心持次第でその捉え方は全く異なることを考えると、まさにその通りかもしれない。

前々書(バカの壁)があまりにあっけなく今回もそうなのかなと思ったのだが、今回は著者地震の専門の脳科学哲学的観点からではなく、さまざまな事柄について自ら書き起こした内容なので非常に読みやすかったという感はありました。著者自身の経験を生かし、若者の問題、自分の問題、テロの問題、男女の問題、子どもの問題、お金の問題などを斬っていっています。また著者は、体験・経験をすることによりゆるぎない信念になっていくとも語っています。「年寄りの暖かな説教」と思えば非常にわかりやすいと思います
前作の「バカの壁」がかなり「独創的」なものだったから、どんな凄い本かと期待したのだが、少々拍子抜けした。

「バカの壁」「死の壁」に対する読者からの質問に答える形式になっているから、前作に比べるとかなり具体的な話になっている。そのひとつひとつが回答だから、いわゆる読み切りで、前作ほど系統立てては書かれていない。

では「その感想は」と問われると、「これって当たり前のことじゃん」となる。
むろん、いいことも書かれている。例えば「仕事とは道の穴凹を埋めるようなもの」。言い換えると「世の中の役に立つことが仕事である」。

全部で12章あるが、なるほどと思ったのは第5章「子供の問題」。子供を本当に大切にしなくなったのは事実。外で遊ばせない(クルマにひかれるのが怖いから)。世の中の常識をたたき込まない(社会のルールを教えることを個性の尊重を殺すことと勘違い)等。

本作を読んでから「バカの壁」を読み直すと、難解な書物も少しは分かりやすくなる。
養老孟司さんの作品の中でも読みやすい方ではないでしょうか?氏の考え方がおもしろく、好きな作家の一人であります。バカの壁というインパクトのある作品と出会ってから数年。氏の考え方の入門編として捕らえても問題ないかと思われます。とにかく、読んでみる価値ある作品であり、作者であります。
養老さんの本は「バカの壁」と「死の壁」と2冊を見たのですが、どちらも私の頭では理解できない代物でした。
この第3弾は、この2冊の後に来たたくさんの質問などに対する回答として書かれています。
話題が若者、金など、それぞれで分かれているので、分かりやすい。
それぞれの話題で養老さん独自の結論が出ていて、「なるほど」と納得できます。
この本は養老さんの本の中で特に読みやすいので、私のように挫折した人も読んでみてはいかがですか?
ほかにも、理論社の「バカな大人にならない脳」は中学生向けですが、大人にも通じる物があるので、そちらも読みやすいので読んでみてもいいでしょう。
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