復興計画 - 幕末・明治の大火から阪神・淡路大震災まで (中公新書(1808))

復興計画 - 幕末・明治の大火から阪神・淡路大震災まで (中公新書(1808))

売れ筋ランキング復興計画 - 幕末・明治の大火から阪神・淡路大震災まで (中公新書(1808))  
復興計画 - 幕末・明治の大火から阪神・淡路大震災まで (中公新書(1808))

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価格:¥ 882(税込)
中央公論新社  (2005-08-26)
/越澤 明/
新書 288ページ
売れ筋ランキング:55867
東京都市計画物語 (ちくま学芸文庫)
明治の東京計画 (岩波現代文庫)
都市計画の世界史 (講談社現代新書 1932)
都市デザインの系譜 (SD選書)
災害復興ガイド 日本と世界の経験に学ぶ

 著者は、1952年(昭和27年)生まれ。東京大学工学部都市工学を卒業、現在は北海道大学工学部教授の職にある。岩波新書『東京の都市計画』等多数の著書があり、また国土交通省の社会資本整備審議委員会委員をつとめる等、都市計画の専門家として多面的で活躍中。
 本書は、日本の都市における復興計画がをテーマ。地震、火災、風水害、津波等に遭遇した都市が、如何にして復興(被災前に戻す「復旧」ではなく)したかを辿っている。本書のテーマは多種多用。地域は全国にわたる。都市の復興計画で有名なのが、後藤新平東京市長(当時)による関東大震災後の東京。おなじみの「昭和通り」は、震災復興後に整備された幹線道路のひとつで、幅員は22-44メートルで完成をみた。「このような広い道路は不要」と、老政治家や一般市民は当時としては、広すぎる道路計画に批判の矢を向けた。しかし、それを抑えて計画は断行され、「昭和通り」は、今日でも有功に機能している。戦災後の名古屋の100メートル道路も同様に批判された。計画実現にリーダーシップを発揮したのが、都市復興の責任者であった田淵寿郎。このように、都市の復興にあたり業績を残した先人の名が、きちんと記録されているのも本書の特色である。一方、失敗の事例もある。鳥取市は、1943年(昭和18年)大地震にあった。戦時下という事情もあり、復興は充分でなくメインストリートの若桜(わかさ)街道の幅員は、計画が22メートルであったものが、13.5メートルにとどまった。鳥取市は1952年に大火に見舞われるが、防火ブロックが形成されていなかったことから、被害を大きくした。
 道路にだけではない。本書は、耐火建築物、公園・緑地等についても書かれていた。なお、最終の第7章では、まだ記憶も生々しい阪神淡路大震災後の神戸市等の復興を紹介している。
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