国際社会の秩序 (シリーズ国際関係論 1) |
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大学での教科書としての使用も考えられたシリーズだが、とてもレベルが高く、特にこの巻は、主権や国民国家などの基本概念について歴史と思想に踏み込んだ記述をしてあり、さらにブルらの欧米の研究者の持つヨーロッパを範型とする無意識の前提にも留保をつけているなど、深く考えさせる内容になっている。筆者自身が実地で調査した平和維持活動などの記述も、基本概念の考察をさらに含蓄のあるものにしている。大学の国際関係論担当の講師もこの本を読めばビシビシと頭を鍛えられる感じがするだろう。国際関係論を教える者なら、ぜひこのような本を教科書に使いたいと思うだろうが、今の学生の国語力や世界史の知識を考えると、学部生でこれを読みこなせるのは、やはり国内の研究重点大学クラスだけかもしれない。それでも、何とか講師のほうで補足説明してでも使いたいと思わせる内容だ。 国際社会の秩序 (シリーズ国際関係論 1)を楽天で検索 |