七王国の玉座〈3〉―氷と炎の歌〈1〉 (ハヤカワ文庫SF) |
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スタークの息子ブラン殺害計画の謎解きと黒幕探し、ジョンアリンの 死の真相解明を軸として物語が進みます。スターク対ラニスターの対立 に、ターガリエンと騎馬民族ドスラク人の影がさし、正邪善悪、敵味方 の構図がより複雑になってきます。 キングズランディング、アリンの谷、壁、ドスラクの国、ウインターフ ェルなど数カ所で同時並行で物語りが進みます。あちこちに場所を切り 替えながら、数カ所での同時に起きている出来事を多面的に描きながら 物語がすすみます。それに伴い登場人部も増えます。武術大会出場者た ち、アリン家の人々・・・・ 物語の舞台は、過去にも飛びます。時間も空間も超えて物語りは壮大に 広がってゆきます。 物語は3巻目ですが、起承転結でいえば、まだまだ「起」の段階です。 第一巻でケイトリンはエダードに「あなたはロバートを知っていたのであって 知っているのではない」といった忠告をしていたが、それがそっくり自分に戻っ てくるとは。結果的にロバート王はエダードが知っていたロバートであったが、 ケイトリンの妹リサは彼女が知っていた妹とは全く違っていた。傷心の妹があれ ほど愚かしいとは誰も予想しないだろうし、実の姉であればなおさらかも知れな い。そして気持ちが先走って犯したミスと不運が重なりスターク家に災難が降り かかる。 ティリオンは体の成長が悪かったが、ロバート・アリンは頭の方が成長してい いないらしい。そしてボンボンのジェイムやジョフリー、過保護のロバートと違 い、正嫡でありながらほとんど私生児扱いをされてきたティリオンは苦労を知っ ているぶん思いやりもあるのだろう。神々は彼にジェイムやサーセイに与えた容 姿の美しさは与えなかったが、そのかわりに彼らが持ち合わせていないものを与 えたのかも知れない。 アリアが城の地下で盗み聞きした密談から(話していたのはヴェリースとイリリ オだろうか?)ますます張り巡らされた陰謀の網がはっきりしてくるが、この時 点ではやはり誰が何を考えているのかはあまりわからない。少しずつ怪しい奴は 出てきたが。 七王国の玉座〈3〉―氷と炎の歌〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)を楽天で検索 |