日と月と刀 上

日と月と刀 上

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日と月と刀 上

日と月と刀 上


価格:¥ 2,500(税込)
文藝春秋  (2008-04)
/丸山 健二/
単行本 514ページ
売れ筋ランキング:3192
日と月と刀 下
生きる命
生きるなんて (朝日文庫 ま 3-3) (朝日文庫 ま 3-3)
さすらう雨のかかし
夏の流れ―丸山健二初期作品集 (講談社文芸文庫)

とっつきにくい文体ながら、
数ページめくれば物語の中に引きずり込まれ、
気付いてみれば癖になっている、
とにかく力強く、壮絶極まる物語。

長編ながら息つく暇が無く、映画を見ているかの
ような臨場感であっという間に読み切って
しまった。

日本文学とは、かくも美しく繊細で味わい深いことを
再認識した。

初めての文体に違和感を覚え、ついていけそうもなく、2,3ページで放り出す、
しかし、なぜかそのままにすることもできず、いつのまにか途中のページから、また読み出
し、一旦読み出すとその面白さをたちまち知り、もはや手放すこともできず、日常の些事に
読書を中断されることに怒りさえ覚える心境になり、何事も手につかず、ひたすら終章まで
読み進むことのほかは望まなくなり、そのくせ終わりが近づくと今までの物語の終焉が来る
ことに寂しさを憶える。
 そんな本です。 誰か漫画化してくれないかな。 映画やドラマにはしないで欲しいけど。
後世に残るべき傑作。この作品が何の受賞もしないとしたら,全ての賞に意味は無い。作品に埋め込まれた諸々のことはもちろんであるが,流れるような文体の美しさは他に例を見ない。
歴史小説は書かない、と言い切っていた作者が日月山水図屏風にのめり込んだ理由は、書き続けてきた観念小説を捨て、現代のなまっちょろい文壇に投げつけた近代稀に見る最高傑作。
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