日と月と刀 上 |
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とっつきにくい文体ながら、 数ページめくれば物語の中に引きずり込まれ、 気付いてみれば癖になっている、 とにかく力強く、壮絶極まる物語。 長編ながら息つく暇が無く、映画を見ているかの ような臨場感であっという間に読み切って しまった。 日本文学とは、かくも美しく繊細で味わい深いことを 再認識した。 初めての文体に違和感を覚え、ついていけそうもなく、2,3ページで放り出す、 しかし、なぜかそのままにすることもできず、いつのまにか途中のページから、また読み出 し、一旦読み出すとその面白さをたちまち知り、もはや手放すこともできず、日常の些事に 読書を中断されることに怒りさえ覚える心境になり、何事も手につかず、ひたすら終章まで 読み進むことのほかは望まなくなり、そのくせ終わりが近づくと今までの物語の終焉が来る ことに寂しさを憶える。 そんな本です。 誰か漫画化してくれないかな。 映画やドラマにはしないで欲しいけど。 後世に残るべき傑作。この作品が何の受賞もしないとしたら,全ての賞に意味は無い。作品に埋め込まれた諸々のことはもちろんであるが,流れるような文体の美しさは他に例を見ない。 歴史小説は書かない、と言い切っていた作者が日月山水図屏風にのめり込んだ理由は、書き続けてきた観念小説を捨て、現代のなまっちょろい文壇に投げつけた近代稀に見る最高傑作。 日と月と刀 上を楽天で検索 |