ターシャ・テューダーのクリスマス |
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テューダーおばあさんは、ことし92歳。今夜も、家具職人の息子が建てた昔風のコーギーコテージで、クリスマスを心待ちにしていることでしょう。 花が咲きほこるガーデンも素敵だけれど、一面の雪におおわれた景色もマジックがいっぱい。音ひとつない静かな家の中でクッキーを焼き、クレッシュ(イエス誕生の人形パノラマ)を並べ、料理を準備して、家族が揃うのを待つのは、とてもわくわくする時間の過ごし方。 『クリスマスのまえのばん』は、いろいろな人が絵を描いていますが、テューダーのは、小さなサンタ。以前、翻訳もあったのに、いまは絶版だとか。いい本なのに。 でも、クリスマスプレゼントには、テューダーおばあさんの『喜びの泉』と『輝きの季節』がおすすめ。これは新しい一年、繰り返し読める楽しさがあります。まるで、雪の下の花の種のように。 毎年、クリスマスにアドベントキャンドルを作るので、以前、その参考にもなると思い、購入しました。 それ以来、クリスマス前になると、この本をめくり、今年のクリスマスはどうしようかな?と思いをめぐらせます。 ターシャのクリスマスは、手作りで、質素で、それでいて温かい。 本当の過ごし方を思い出させてくれる一冊です。 1メートルほど積もった雪野原の中にターシャ・テューダーの屋敷があり、 そこには子供の頃外国のおはなしの絵本で夢みたようなクリスマスがあります。 ろうそくもリースも人形達もカードも、そして勿論お料理もみんな彼女の素朴な手作りです。 森と雪とテューダー家のクリスマスが一体になった1830年代の別世界があります。 クリスマスはゆっくり訪れ、ゆっくり楽しみながら過ぎてゆくようです。 ローストターキーは暖炉の火で作ります。もみの木を森から切ってきます。 何ヶ月も前からカードやオーナメント、ろうそくなどを作ります。 戸外には雪とろうそくでランプを灯します。家畜達にもクリスマスは訪れ、子供達もやってきます。 クリスマスがこんなに神秘的で厳かで暖かいものに感じられるのが素晴らしい。 各所に彼女の挿絵と美しい写真が満載でとても楽しめました(オールカラー)。 なお、ここにあるようなろうそくや石鹸などの作り方を、ターシャの日々の暮らしぶり 19世紀のライフスタイルを愛し、自然と調和したシンプルな暮らしを営むアメリカの人気絵本作家ターシャ・テューダー。彼女の名に覚えがなくとも、夢がいっぱいのアドヴェント・カレンダー(12月に子供が楽しむ、きれいな絵付きのカレンダー。クリスマスイブまで毎日、カレンダーについた小窓を開けていく)や絵本『クリスマスのまえのばん』は、世界中の子供たちに愛されているから、誰もが一度は目にしているだろう。 ターシャにとってクリスマスは「魔法の季節」。ターシャが描いたかわいらしいクリスマスの絵と、お祝い準備に余念のないターシャを写した写真で構成された本書では、クリスマス用ジンジャーブレッドのレシピも紹介されているけれど、決してクリスマス演出のハウツー本ではない。夏から準備する手作りのプレゼント、本物のろうそくを灯すツリー、暖炉の火で1日かけてローストされるターキー…。ターシャが施すさまざまな演出の中に、クリスマスの「スピリット」を見せてくれるのだ。 「ターシャ・テューダーのクリスマスは、わたしたちがいまだに子供のように、心の奥底に大切にしまっている夢に形を与えたものだ」とターシャ研究家の著者はいう。数々の演出(これが魔法?)で、ターシャはクリスマスを魅惑の季節に変えてしまう。でも、これは「夢」ではない、ターシャにとっては当たり前のことなのだ。自然の恩寵の中で悠然と生きるターシャの姿を見ていると、「暮らし」について改めて考えてみたくなる。(松本肇子) ターシャ・テューダーのクリスマスを楽天で検索 |