ASAKUSA STYLE 浅草ホームレスたちの不思議な居住空間

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売れ筋ランキングASAKUSA STYLE 浅草ホームレスたちの不思議な居住空間  
ASAKUSA STYLE 浅草ホームレスたちの不思議な居住空間

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価格:¥ 1,995(税込)
文藝春秋  (2003-05-27)
/曽木 幹太/
単行本 128ページ
売れ筋ランキング:153406
ダンボールハウス
0円ハウス
隅田川のエジソン
TOKYO0円ハウス0円生活
ホームレス入門―上野の森の紳士録 (角川文庫)

「BURST」誌に連載されているときから興味をもって毎月読んでいたのだが、
一冊の単行本としてまとめられるとまた違った色合いを持って感じられた。
それぞれのブルーシートに覆われた家はまさにひとつの生活様式を示している。
奇しくもタイトルにある「ASAKUSA STYLE」が表現する通りである。
欧米では公園などの公共の場を占拠して住まうことは認められていないと聞く。
日本はそういう意味では人権尊重国家なのかも知れない。ただし黙認と言う形で
はあるのだが、一応は隅田川の周りでも月一回の清掃点検時さえ退去していれば
不問にするということは臭いものに蓋をする行為ではあるながら、存在を無視す
るのではないことは評価できるのかもしれない。
なぜ、ホームレスになったのか、というものを追求する本ではなく、ホームレスの生活スタイルを撮影した本です。たくさんのホームレスの家の外観、内部の写真が掲載されていて、それぞれ住人の生活スタイルなどを作者がコメントしています。新聞で紹介されていたことで興味を持ち、購入しました。以前からホームレスの家の中はどうなっているのか、興味がありましたが自分から中をのぞく事なんてできません。その欲求を満たしてくれる本でした。
限られた道具のみで生活しているわけですが、防寒対策、食事、様々な建築方式、移動式の家など、その生活はアイデアに溢れています。部屋のディスプレイを見る限り、趣味を楽しんだり、しっかりした食事をしている人も多く、特にテンプラが美味しそうで、よくそのページを眺めています。ホームレス生活は厳しい時も多いと思いますが、隅田川岸で川の流れを眺めながらの夕食は風流かもしれませんね。
ホームレスのホーム、それは矛盾している響きだが確実に存在している。
むしろコンクリートジャングルの中で日常に埋没する現代人から見たら
温か味さえ感じてしまう写真がいくつもある。
人間はどんな環境にあっても、それなりの幸せを追求する生き物なんだなー。

時にはこの写真集に出てくるような家に住んでみたいという憧れさえ感じてしまう。そのような家に憧れるというのは、どこかでそこに住んでいる人達にも
憧れているのかもしれない。
そう感じさせてくれる本でした。


この本には、ホームレスを取り上げた他の多くの本に見られる様な、個人個人がホームレスになった背景などはほとんど書かれていない。なぜホームレスになったのか、なぜ会社に所属しているのに川べりに住んでいるのか・・・そういうところが分からないまま、彼らのそれぞれの暮らしを垣間見ていくうちに、彼らと自分の違いってなんだろう、とだんだん分からなくなってくる。彼らには彼らの日々の営みがあり、毎日の暮らしが少しでも快適になるように小さな工夫を凝らす様は「普通の家」に暮らす私たちと、根本は何ら変わらない。でもそうは感じても、私にはやっぱり、彼らの中に入っていって一緒に食卓を囲むことは難しそうだ。彼らと一緒に食事をとり、さらりと「美味」と言ってのける著者の人柄があって㡊??そ、彼らの普段の暮らしが見える本になったのだと思う。
ホームレスの方々というのは、駅や公園などでさまよっていて、そして、社会とは全くかけ離れた生活をしているものとばかり思っていました。この本を見て、いろいろなことに驚きました。物にあふれかえっている今の生活を見直さないといけないかなと考えさせられながら最後まで読みました。
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