マンション買って部屋づくり (文春文庫) |
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女がマンションを買うときっていろいろきっかけがあると思うのですが 岸本さんの場合はけっこう楽しい。 マンションの買って引っ越してから、カーテンがないことに気づいたりして。 私も家を建てたこともあって、読んでいると「わかる、わかる〜」ってうなずいてしまうところがいっぱいありました。 もうこれ以上、家具を増やしたりはできないけれど、参考になるところもいっぱいあったりして。 これから住宅購入を考えている人には参考になることも多いと思います。 何より大切なことは、生活を楽しむことですよね。 そういった点でも、岸本さんのエッセイははずれがないです。 私も独身で、マンション購入にはあこがれていますが、物件選びから契約、そして引越しまで、ものすごく大変そうだと感じました。著者の苦労は並みでなく、それも全て自分ひとりでこなすので、ある意味、逞しさも感じました。この作品を読んで、「マンション購入」の夢は、以前よりは、少し薄れてきた感じです。そのくらい現実的な話だったと思います。 私が本書で魅力を感じた箇所のひとつ、それを引用する。 「(略)「こんな本を読む自分」であることを確認したい、知的虚栄心のようなものがあったということだ」(P.205) たとえば、履歴書の趣味欄に"読書"と誇らしげに書く人、 マンションを何十年かのローンで買われた岸本氏。 案外簡単に買えたそうだが、それにまつわる色々な発見が面白い。 その部屋との出会い(中古物件を購入するのですが)や、 部屋の中を作っていく様子。 カーテンって、洗濯しないとこうなるのね、というちょっととぼけた 感じも、いつもの岸本さんらしい素直さで描かれていて好感。 マンション購入を考えている、独身女性はもちろん、その他のマンション購入者にも参考になります。 私も著者と同じように一人暮らしで、しかも著者と同じようにマンションを衝動買いしてしまいました。年齢もさほど遠くないことから、大変共鳴できる内容でした。衝動買いをしたものの、分不相応な借金を抱えることになり、少し落ち込んでいた私にこの本は勇気を与えてくれました。あるがままの自分の生活を楽しむ、著者の前向きな姿勢が少し私の心を楽にしてくれました。 マンション買って部屋づくり (文春文庫)を楽天で検索 |