理髪師の些か変わったお気に入り (キャラ文庫 (え1-5)) |
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歯科医の憂鬱と同じ「藤井沢商店街シリーズ」・・・と、考えて読むと、 残念だが面白さでは、「歯科医」が断然面白かった。 故に 最終巻と言われてしまうと、何だか残念な気持ちになってしまった。 シリーズに登場していた人たちが、大勢出てくるのも悪くないが、やはり何か 物足りない。 晴輝と圭治の互いの勘違いや、嫉妬、変に気を遣う様子はかなりのじれったさも募らせてくれる。 シリーズで色々なパターンのカップル・・・と、言うのもいいけれど、 ホンネは「歯科医」単独の続編を読みたいと思っている。 藤井沢商店街シリーズ5冊目にして最終巻です。 「藤井沢」という町を舞台にしたこのシリーズ、ちらっと別の話のキャラが出てきたりはしますが、ストーリー的には独立しているので単品でも楽しめます。 けれど、今作の二話め(書き下ろし)で、今までのキャラがわさわさ出てくるので、通して読んできたファンには二倍楽しいかも。 お話は、幼なじみの二人が高校卒業後、別々の進路をとり離れていたけれど、故郷に戻り再会し、恋心を改めて認識する……簡単に言えばそんな感じです。 ありがちな話ですが、榎田さんの上手いセリフ回し、豊かな脇役の性格付けで飽きさせません。 シリーズ中、「歯科医の憂鬱」が一番よかったと私は思っていますので、板金屋・穂高&三和センセイのカップルをもう一度読めたのは嬉しかったです。 今作品の幼なじみカップルが選んだ道はちょっぴり意外で、後半はしんみりしちゃいました。 物語の最後って、もの悲しかったりするんですよね。 「Chara vol.17」掲載の「理髪師の、些か変わったお気に入り」に、書き下ろしの「理髪師の、懊悩やむないお気に入り」を加えたものです。 ただ、「懊悩〜」につなげるためか、「些か〜」に若干の変更が加えられています。そのため個人的に好きだったシーンが消えてしまったのが、少し残念でした。そういう意味では雑誌掲載のままでも良かった気がするし、☆は3つぐらいかな、とも思います。 それでもなぜ☆4つなのかというと、「懊悩〜」のラスト9ページがとても良かったからです。特に悲しいシーンでもないのに、涙が出てきました。「藤井沢商店街」シリーズの完結編ということで、これまでの巻のメインキャラクターたちが総出演で、まるでカーテンコールのようでした。実は私は『歯科医の憂鬱』以外、これまでの巻は読んでいないのですが、これを機会に手に取ってみようかと思います。 理髪師の些か変わったお気に入り (キャラ文庫 (え1-5))を楽天で検索 |