新 次世代ビルの条件 |
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大手建設会社はバブル期崩壊後、LCM(ライフサイクルマネジメント)などのソフトウェア面に力を入れ、差別化を図ろうとしてきました。一方、不動産市場は海外投資家の投資の対象ともなり、業界は否応なく変化を求められるようになりました。しかし、本書を読んでいて感じるのは、大手建設会社として従来の延長線上に将来のビジョンを描いていることです。また、「無責任システムにピリオドを」の項で発注者であるビルオーナー側などに対する批判をし、設計事務所やゼネコンはビル経営のプロではない、とするゼネコンの過去の歴史を忘れたかなような表現も気になります。想定される対象読者について考えさせられます。 日本経済のサービス産業化の中、インターネットの普及によって人が同じビルに一同に会するという業務形態は減っていく可能性とこれに対するビル建設はどうあるべきかといったビジョンについて触れて欲しかったこと、また、欧米のシステムと比較する場合、契約に基づいて設計と建設会社の業務と権限が明確にされている欧米システムについて十分な解説をした上で論じ欲しかったと思います。 これからの人口減少時代、高齢化、環境社会など変化していく社会 の中で「オフィスビル」の今後にさまざまな角度で専門家が提言 する内容。一編ごとが短く、どこからでも読むことのできる手軽さが 良いが、提言であってどう具体化、実現化するかまで踏み込んだものは 少ない。ただ、多角的な考え方に気づかせてくれることに価値ありです。 新 次世代ビルの条件を楽天で検索 |