ヴァギナ 女性器の文化史 |
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本の題名に、惑わされず、購入して読むべき本の一冊。人類は皆女性から誕生した。この本は、昆虫などの話から始まり、人間に至る。女性の生殖機能の驚くべき機能の最新の研究結果が得られる。自然界の巧妙なる仕掛けとも言える女性器の働き、それは、過酷とも言える。それをなんとか通過して、我々は誕生した。短絡的に、体外受精で子供を得ようとするもの。それを事実上容認している医学界。新しい事実が、多くの分野に広まるのには、十年単位の時間が必要です。後悔先に立たずと成らなければよいが・・・。 Sept-masque de couleur 多数派の意見ではありません。もちろん私はフェミニストでもありませんが、こういうものを(表紙ですら考えて欲しい)普通に書店に置かれる不快さ。 女性は確かに素晴らしいかもしれませんが、弱い立場でもあります。だからこそ弱者の立場に立って物を見る、ましてや出版となれば尚更。 性器の文化史をたどるなら、男性器も同時に載せるべき。ちょっとみると女性を崇めるような感じもさせますが、どうしてどうして。「誰の手にもとることができる」ということを考えれば、もっと考えるべきです。 それはもう、いろんな意味で深いです。 なんかもう、色々と知ることだらけで感銘を受けてしまいます。 ボノボが出て来ますが、ああ、人に近いのだなと思った。 本書の主題は、一言でいえば「男性主観の女性器像からの解放」でしょうか。伝説や言い伝え、過去の誤った解剖学などを通して、いかに女性器(ヴァギナやクリトリス)を語ることが忌避されてきたか。(もっといえば、女性の「性」そのものが蔑められ虐げられてきたか。) 意義のある一冊だとは思いますが、本書を読んだ後も女性の性/性器についてオープンに語ることは未だ困難かと思われます。 ところで、ヒト以外(動物)に多くのページが割かれ過ぎのような気もしますが、構成上必要だということでしょう。 ちなみに、僕はタイトル買いしたので、読んでみるまで内容を良く知りませんでした。 「女性器」というだけで偏見と差別の目で見られ、科学的に論じられることすらない、 そんな状況を打破するような一冊。 単に医学的な見解にとどまらず、今までどれほど政治的、宗教的、科学的に女性器が、 また女性そのものが不当に差別されていたのかを文化的、歴史的に論破してみせる様は痛快ですらある。 恥ずかしいとかイヤラシイという先入観を捨てて、女性にこそ読んで欲しい、目から鱗の一冊です。 ヴァギナ 女性器の文化史を楽天で検索 |