巨大建築という欲望―権力者と建築家の20世紀

巨大建築という欲望―権力者と建築家の20世紀

売れ筋ランキング巨大建築という欲望―権力者と建築家の20世紀  
巨大建築という欲望―権力者と建築家の20世紀

巨大建築という欲望―権力者と建築家の20世紀


価格:¥ 3,990(税込)
紀伊國屋書店  (2007-09-20)
/ディヤン・スジック/
単行本 514ページ
売れ筋ランキング:262504
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建築の世界をよくしたい、これ以上陳腐な建物を地上に残すまいと
決意した若かりし頃の著者が選んだ職業は、
ジャーナリスト、編集者、批評家だった。
この人は、エジンバラ大学で建築学の学位を修めたのだが、
みずから建築家になろうとも、研究者になろうともしなかったという。

この時点で著者の建築に対する気合の入り方がわかるというもの。

かくしてこの本にも、建築に対するものすごい執念のようなものが込められている。
独裁者や権力者、金持ちなどが造らせた数々の巨大建造物に対して、
ねちっこく500ページにわたって、その来歴について解説してくれているのだが、
文章はなかなか・・・読みづらい。

エピソードの紹介かと思えば、ストーリーっぽくなっていたり、
解説を始めたり、いろんな脱線をしながら、うねるように建築について語ってくれます。
この独特の文章が、ちょっと読みづらいんですが、
慣れてくるとこの文章のうねりにはまってきます。

私は気に入ったところだけ3回は読みました。
文章に慣れてくるとかなり面白くなってきます。
建築に興味がある人、独裁者に興味がある人、巨大なものに惹かれる人は、
楽しく読めるのではないでしょうか。

しかし、フセインが作らせたモスクには彼の血液を2リットルも抜き取って
筆写された500ページものコーランが置かれていたとは知らなかった。
いろんな建築雑学・エピソードにあふれている本ですよ。
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