ラブホテルの力―現代日本のセクシュアリティ (広済堂ライブラリー)

ラブホテルの力―現代日本のセクシュアリティ (広済堂ライブラリー)

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ラブホテルの力―現代日本のセクシュアリティ (広済堂ライブラリー)

ラブホテルの力―現代日本のセクシュアリティ (広済堂ライブラリー)


価格:¥ 1,365(税込)
廣済堂出版  (2002-04)
/鈴木 由加里/
単行本 198ページ
売れ筋ランキング:74590
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「おひるねラッコ」「もしもしピエロ」「やんちゃな子猫」…。

関西在住でサンテレビ製作の特定の深夜番組(名前や企画を変えつつ長らく続いている)を見たことのある人間なら、このあたりは誰でも知っているラブホの名前である。こんなものに関東の人は驚くのか…!

ラブホ(この略し方も関西系なのであろう、本文中にはほとんどない)が時代を反映し、利用者のセクシュアリティを規定する力を持っている、といったあたりの論旨は明快である。ラブホを通じて日本の性文化を考えるという目的は、限られた紙幅の中で、いちおう達成されていると思う。個人的には興味深く読んだ。


ま、これは気のおけない軽い読み物である。フィールド調査を行ってはいるようだが、基本的には二次史料を頼りに、ラブホテルの変遷を概観したもので、修士論文ほどの出来であろうか。ラブホテルの社会的意味づけや、ラブホテルが日本人の性愛行動に及ぼした影響については若干の記述があるが、ここはもうすこし掘り下げた議論が欲しいところである。また、建物の話のわりには、写真が少ないのはちょっと残念である。
 街道沿いでカンバンをみたり、実際にカレと入ったり、まぁ風呂にはいりながら、ふと「ラブホってなんでしょ?アレ」と考えたことがありません?私はあります。

 でも、友達とのおしゃべりや、週刊誌でみかけた位しかネタがなくて、思考停止してました。でも、この本を読んでといろいろあるのねーと驚いたり、こんな魔力が・・・と考えさせられたりしました。

 みんながなにげなく利用してるラブホも突き詰めると奥が深ーいものがあるんですね。

 ラブホに興味ある人にも、いろいろマジメに考えてみたいけれど何から手をだしたらいいの?という人にもオススメします。


意味ありげなタイトルと、著者の経歴から、「ラブホテルが現代日本人のセクシュアリティに及ぼしている影響を解き明かす」とか「ラブホテルに現代日本人のセクシュアリティが凝縮されている」みたいなものを期待して買ったのですが、読んでみるとそれほど大仰な本ではなく、現代思想やフェミニズムの素養を持ったジャーナリストが、ラブホテルについて調べて、なんかそれっぽい感想を言っている、という感じの本でした。

しかも、その無理していちいちそれっぽいコメントをしようとしている部分が、なんかうっとうしくて、これなら普通の風俗ライターが書いたほうがよかったのでは、と思ってしまいました。

(素人がこんなこと言うのもなんですけど、フーコー流の権力理論を現代社会に当てはめるにして㡊??、もっと慎重な姿勢が必要なのではないでしょうか?)

まあ、値段が安いのでそれほど不満はありませんが、そういう意味で、ちょっと中途半端な本だなあ、という印象です。


この本を読んで、改めてラブホが持つ場の力に気づかされました。確かにそこでは、もうそうしなくてはいけない呪縛にとらわれてしまうのですよね。著者の3年にもわたるフィールドワークとラブホという空間を鮮やかに切る分析力に感動しました。
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