京 町家づくり千年の知恵―「間口三間」を生かす独自のこしらえ |
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~大学での参考資料に購入しました。しかし、内容的には法律の解釈を「いいとこどり」で解釈しています。「なんらやましい所はない」と書かれていますが、その前段では、検査を受けた後に勝手な改修をしており、立派に法律違反をしている建物です。現行の建築基準法や消防法が全国一律に適用されることについては、私も疑問がありますが、法律に意見があれば堂~~々とそれを書けば良いわけで、検査官を欺く行為をしている著者には同意しかねます。昨今の公務員はたたかれていますが、全員が間抜けではありません。検査後に改装することは外見でばれています。他の評価に水をさすようですが、町家系の本については、読者も背景となる法律についても知ってほしいです。~ いまなぜか京都では町家が大ブレイク。ということで、その術中にハマってしまった者です。そこで、町家を研究すべくいろいろと本を読みあさったのですが、町家の奇麗な部分や歴史的な部分などを教えてくれる本はあっても、大工さんの立場から町家づくりの仕方や心構えを伝えてくれる本はありませんでした。ところが、ふと立ち寄った書店で見かけたこの本がわたしの思いにピッタリ。一気に読んでしまいました。ある意味で、専門的な本かなと思っていたのですが、なかなかどうして、京都弁丸出しの書き方がされており、とてもわかりやすかったです。町家に興味あるひと、ぜひご一読を。 ジュンク堂京都店に立ち寄って、ふと眼にした「京町家づくり」の本。表紙が奇麗なので、思わず手にとってしまいました。もともと町家に興味があったので、そうなったのかもしれませんけど、これも運命なのですね。実を言うと、あまり有名じゃないけれど、かつて「丁寧なほど恐ろしい<京ことば>の人間関係学」を書いた大淵幸治氏の大ファンで、その後なにか出してくれないかな、とひそかに期待していました。ところが、それがこの本だったのです。著者はもちろん町家大工の棟梁山本茂さんというひとですが、大淵幸治氏はこの本の取材と編集を手掛けていたのです。でも、文体からして文章のほうも担当しているのは明らかで、「丁寧なほど……」ほど舌鋒は鋭くありませんでしたが、よほど山本さんの人柄が出た文体になってて、とても好感がもてました。町家に関してはいろいろな図版や写真も入っていて、その辺の本よりずっと奥が深いので、わたしの宝物になりました。 最近の町家ブーム。なかなか鋭いものがありますが、諸書の類似本があるなかで、これほど読み易く、かつ楽しく読めた本はありません。おそらく京町家のことなら、これ一冊で足りることでしょう。町家レストラン、町家喫茶、町家ブティック等々とありますが、それらは「美しくも生活実態のない」町家ばかりです。この本には、そこに住むひとの覚悟や不便さをも含めた文明批評的な視点もあり、本当の町家づくりを手掛ける大工さんならではの思い入れと心意気のさまがあります。鉄筋コンクリートのマンション住まいですが、あまりもの便利さに慣れた自分に渇を入れられる思いがしたのも事実です。頑張れ、京の町家大工さん。 京 町家づくり千年の知恵―「間口三間」を生かす独自のこしらえを楽天で検索 |