子供を東大に入れる母親のちょっとした「習慣術」 |
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この著者は和田氏の母親ですが、協調性という社会で必要な資質を排除してでも 相手を見下しながらもわが道を行け、と申しております。 旦那である夫もカネボウのサラリーマンであるが、人に頭を下げる仕事はダメのような感覚での物言いはいただけない。夫の仕事へのコンプレックスと子供への期待の高さが垣間見れる本です。 ちょっと違うんじゃないかと感じました。 和田秀樹氏の母親が書いた本書は、冒頭に和田秀樹氏が育った家庭は代々の医者や財産家ではないふつうのサラリーマンの家庭だったとある。それが教育熱心な母親によって2人の息子が東大に合格したわけである。現在の日本の教育制度は、例えば親が中卒や高卒でも受験勉強さえやれば一流大学に入学できるというある意味で夢のある社会なのだが、それはこの教育制度を固定的で絶対と考えた場合の話であって、この教育制度が正しいか否かとは別問題である。私には和田氏は根本的に誤った教育制度によって、実力以上の評価を受けているだけの存在にしか思えない。 我が家の教育方針は「基礎と情熱」。 小学校程度の読み書き計算の基礎があって、何かをやりたいという情熱があれば、たいていのことはできると思うからです。 また、情熱を持ちそれを維持するためには基礎がないとつらい。 基礎がないとすぐ壁にぶち当たってしまい、へなへなとなってしまいがちです。 もちろんそれらを支える健康な体力も大切です。 同じようなことが、和田寿栄子『子供を東大に入れる母親のちょっとした習慣術』祥伝社¥1200-に書いてありました。 「健全な負けん気」と「基礎学力」があれば、中学生以降、 親の言うことを聞かない時期が来ても、 絶対に大丈夫です。親に反抗することがあっても、学校という社会から 脱落しないでいることで、 歯止めがかかるのです。(121p) 和田さんは、和田秀樹さんのお母さんです。 二人のお子さんを東大に入れたわけですが、情熱と言う代わりに「健全な負けん気」と言っています。 よく人と比べるな、と言いますが、他人が比べて評論するのはよくないことですが、自分が誰かと比べるのはむしろいいことだと思うのです。 ライバルを見つけ、ライバルと今の自分を比べて、足りない部分を自ら強化する。 憧れの人を見つけ、それと比べてその差を少しでも縮めようとする。 そういう意味での「負けん気」は大切だと思います。 和田さんは「健全」な負けん気と言っています。 その意味も同書に書かれていました。 勝つために他人を蹴落とすのではなく、 弱くなりがちな自分に対して負けず嫌いであって欲しいと思っていました。(71p) つまり、自分が精神的に強くなることが大切なんですね。 弱い自分に勝つ。 強い部分が少しでも自分にあれば、自分を大切に思えるようになります。 いい意味での自尊心。自己肯定感ですね。 で、健全な負けん気を育てるにはどうしたらいいか。 和田さんはこう言います。 ### いじめにも耐え抜く「強さ」を植え付けるためには、何か子供の得意なことで「勝つ経験」をさせるのがいちばんです。 それは、勉強でもスポーツでも、囲碁将棋でも何でもいいのです。 勝った経験があること、勝てる分野があることで、子供は理不尽なことにも耐える「生きる力」を身に付けることができるようになります。(78p) ### どんな分野でもいい、得意なことで勝つ経験をさせるのが一番なんですね。 子どもですから、最初から「自分に勝て」なんて言っても無理でしょう。 最初は誰かに勝つことから始めなければならないんです。 子どもの好きなこと、得意なことを見つけて、他の子よりちょっと努力させて勝たせる。 勝てば嬉しいし、嬉しいからもっと努力するようになります。 努力すればますます勝つ確率が上がります。 そういう好循環の中で、わが子たちにも育っていってほしいですね。 もちろん、他人を蹴落としてまで勝つようなことは、卑劣なことだと教えていくのも大切ですね。 でも子育ての順番としては、まず何かで勝たせることが最初で、その中で少しずつ卑劣とは何か、卑怯とは何かを教えていくのがいいと思うのです。 格差はあるし、学歴差別も、たしかに実際にある。 勉強ができる=東大に入るべき=しあわせになれる、では決してない。 でも、受験勉強が嫌いな子どもにも、世のしくみを伝えることは大事だと思う。 また、個性で輝けばいいよね、といっても、輝くためには土台が必要だったりもする。 著者(和田秀樹さんのお母さん)には、子どもの個性を見抜く目と、それを活かせるようにする土台作りをさせる力があった。 「勉強をしなさい、東大に入りなさい」と一方的に押しつけるのではなく、「あなたが活きるためですよ」と説き、 またその言葉にお子さんである和田秀樹さん、弟さんが、「自ら納得していた」という点に注目したい。 和田秀樹氏は同世代です。遅くできた我が子は五歳。母親が頑張らないと…とわかってはいてもここまで本音を書いた本は珍しい。「下流社会」とセットで読むと母子共々勉強したくなります。 子供を東大に入れる母親のちょっとした「習慣術」を楽天で検索 |