不肖・宮嶋のビビリアン・ナイト(下)砲弾ドカドカの巻 |
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現場で現実を見たものしか語れない真実のルポです。 カメラマンという立場から歴史的な瞬間をピークにその一部始終をルポルタージュしている。 戦車から砲身を向けられ、一瞬のうちに襲った爆発音と爆風にぶっ飛び、この世とも思えない悲鳴に、恐る恐るその現場に踏み入れ、そして悲惨な光景に立った。 あの不肖せんせーでさえも怖気づいたという迫真の事実はとてもリアルで衝撃ものです。 上巻と下巻で800ページを越える大作であり、いつものように文章の表現に不肖せんせー独特のくだけたユーモラスを感じますが、砲撃を受けた時はさすがにビビリアンだったのでしょう。 不肖せんせーの心の葛藤を含め、マジに書いてあり、読み応えは十分です。 サダム像引き倒しの、その歴史的現場に 向けて、突き進んでいく不肖・宮嶋。 あの1枚の裏側には、こんなことが・・。 いつものごとく、著者のカメラマンとしての'本能'に 惹きつけられていく。 ただ、本書が違うところは、人間・宮嶋が色濃く顔を 覗かせるところにある。 パレスチナ・ホテルのメディアを米軍が攻撃した くだりだが、 『私はこれまで、もっと壮絶な現場に立ち会い、 そこでキッチリ仕事をしてきた。だが、1501号室 では、頭の中が真っ白になり、その現場を事実上 撮り逃したのである。そして、強がりではなく、 私は今でもそのことにまったく後悔の念が湧かない。』 これを著者は、 『私は、プロカメラマンとしての意識より、人間としての 本能が勝った結果やったと判断している。』 と、結んでいる。 また、年齢に触れる記述の増えたように思う。 でも、それが、新たな魅力として写真に反映されて いくことを期待している。 今までにない、不肖・宮嶋を感じられる 1冊に思えるので、星は☆☆☆☆☆とさせて いただきたい。 またせにまたせて遂に登場したイラク潜入記。 なにゆえ出版まで4年もかかったのかはさておき、 不肖恒例のドタバタ取材は今回も抱腹絶倒なのである。 しかも、今回はパレスチナ・ホテル砲撃やフセイン銅像なぎ倒しといった 戦争のハイライトをかなりの至近距離(数メートル)で取材してしまっている。 スルドイ推測とシブイ判断(+人並みはずれた運力)で、 重大な現場に居合わせる力量は感服の一言。 道中の緊迫感、読後の爽快感はひと際大きく、過去作と比較しても傑出した一冊。 不肖ファン必読の「超オススメ」本である。 不肖・宮嶋のビビリアン・ナイト(下)砲弾ドカドカの巻を楽天で検索 |