マティス―色彩の交響楽 (「知の再発見」双書) |
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本書は、ピカソの友人にして最大のライヴァル、そしてフォーヴィスム(野獣派)運動の中心にいたアーティスト、マティスが主人公の本です。 他の「知の再発見」双書に収録の芸術家同様、美麗な絵画と写真がふんだんに使用されています。サイズの小さい本書の文字の箇所を圧倒するように視覚に訴えてきます。ピカソの強烈な作品とは違い、マティスのは良くも悪くもシンプル過ぎて普通の人には難解です。本書はそんな彼の絵に少しでも近づきやすくしてくれます。日本だけで人気の(?)「王の悲しみ」は収録されてないのが残念です。 本書の後部には資料篇が設けられていますが、これが大変に読み応えがあります。シンプルな絵とは裏腹に、彼は頭脳明晰な理論家タイプでした。批評家の文としても一級のマティスの芸術論は是非一読の内容です。 マティス入門には最適、といいたいところですが、本書は全くの初心者にはあまり向きません。彼のファンか、あるいは彼の作品にある程度馴染んでいる人に本書はお勧めです。初心者の方は作品の見方を教えてくれる他書をお勧めします。 マティス―色彩の交響楽 (「知の再発見」双書)を楽天で検索 |