成長の限界―ローマ・クラブ人類の危機レポート

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成長の限界―ローマ・クラブ人類の危機レポート

成長の限界―ローマ・クラブ人類の危機レポート


価格:¥ 1,680(税込)
ダイヤモンド社  (1972-05)
/ドネラ H.メドウズ/
単行本 203ページ
売れ筋ランキング:17739
限界を超えて―生きるための選択
成長の限界 人類の選択
自然資本の経済―「成長の限界」を突破する新産業革命
スモール イズ ビューティフル―人間中心の経済学 (講談社学術文庫)
「成長の限界」からカブ・ヒル村へ―ドネラ・H・メドウズと持続可能なコミュニティ

 新年を迎えて 1972年に発行された本書を読んでみた。読んでいてため息しかでなかった。

 本書は 1972年の段階で 今後の人口増加と盲目的な経済成長は 地球の破綻につながる可能性があると警鐘を鳴らしたことで名高い。確かに 36年後の現在 本書を読んでみると その見通しの確かさにはうなるしかない。

 食料問題、資源産出国と消費国との対立、二酸化炭素ガスの増加。

 最近毎日 新聞を賑わしている話が この1972年の本書で既に 将来の課題・問題として はっきり提出されている。

 この間の36年を振り返ってみると それなりに人類も「進歩」してきたのも確かだ。

 本書で期待していた太陽光発電も商業的実用性まであと一息である。

 京都議定書などで二酸化炭素の排出を地球レベルで規制しようという動きも 本書の延長上で果たされた人類の成果の一つなのだろう。

 ロハスといった 新しい哲学も産まれてきた。(あだ花で終わらないと良いが)


 一方 その進歩がどれだけ「早さ」を持ってきたのかという点は疑問も残る。本書の警告の最大のポイントは幾何学級数的な変化であるのに対し その間の進歩がかような早さを持ってきたとも思えないからだ。その意味でも本書は今なお新しい。

 かつて「ノストラダムスの大予言」が一世を風靡した時代があった。つまり 人々は「末世に関する予言」には不感症ではないということなのだと思う。本書が現在まで40年近い時空を経て いまだに読まれているとしたら 十分「感じさせる」ものがあるからだと思う。実際上記の通り 本書の慧眼は今なお生きている。今なお 問題は解決していないのだ。
 1972年に出版され大反響を与えた未来本です。MITのチームによるシステム・ダイナミクスを用いた世界モデルが不安な将来を予言しております。
 人口増加と経済成長を続けると、幾何級数的な速さで危機が迫ってくるというとてもわかりやすい結果が印象的です。
 シミュレーションで何ができるか?を考え直すにはとてもよい教科書だと思いました。
 この本は1972年に出版されたものだが、まるで昨日書かれたかのようだ。人類の危機は実に30年にわたってほとんど「何も解決されていない」と言って良いのではないかと思うほどだ。この年に書かれた人口予想2000年に60億は現実になった。「成長の限界」のような本がロングセラーになりうるというのは人類にとって実に皮肉とも言えよう。それはこの問題が人類にとって決して古くならないことの証明といえるのではないだろうか。

 


本著は、いまだに数々の論文に引用され、
発表当時は新しい発想であっただけに
世界中に衝撃を与えた論文であります。
そのため、タイトルだけでもご存じの方は多いと思います。

先日、榊原慶應義塾大学教授が讀賣新聞か何かのコメントで
本著を推奨しておられましたが、

いまだに増版を重ねている本著は
タイトルを知っているだけにとどまらず

当時の状況を鑑みながら読んでみると
興味深いものを今でも感じとることができます。


本の中におもしろい逸話があった。池に蓮が住み着いて、増えてきている。増えるスピードは日ごとに二倍。全面が蓮に覆われてしまつたら、他の生物が死んでしまうので大変。そうなるまで1ケ月と予想される。いつか蓮を刈らなければいけないのだが、とりあえず池の半分を覆ったら刈ることにしよう。さて、いざ作業をしなければならない事態になったとき、この人に残された時間はわずか一日しか無いのだ!
この本で述べられている人類の限界も、気が付いたときは取りかえしのつかないことになる。
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