理想のマンションを選べない本当の理由 |
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マンション選びの尺度に、資産の期待を持ち込むことに一見否定しているようで、実際は逆。 土地値上がりの要素を、シロウト目でも発見しやすく解説していて、これから期待できそうな場所が例として書いてあったり。選択基準の説得性に欠ける部分もなくはないが、この本が不動産投資ノウハウでなく、自宅不動産を買うためのものだから許せるか。理想のマンション選びと値上がり要素は、切り離して考えるべきとあるが、現実はそうもいかない。だからこそ予備知識として押さえておくにはとても参考になる。 「失敗しない」ようにマンションを選ぼうとしても成功しない。 大事なのは、家族がどういう暮らしをしたいかを考え、それが実現できるマンションを選ぶこと。 言い換えれば、今までは「マンションに暮らしを合わせる」ことを余儀なくされてきたが、そのあり方を改め、「家族が求めるライフスタイルにあったマンションを選ぶ」ことの大事さを提唱している。 当たり前だけど、斬新だと思う。マンション購入を検討されている方は、読むべきだと思う。 価格も高くないし、すぐに読めるから、少なくとも損はしないと思う。 マンションを「買う」と言うことは、敷地を含めた共用部分も買うと言うことである。 マンションは専有部分がブロック状に縦横に積み重ねられた建物ではないのである。 販売広告では、あたかも専有部分のみが強調されている場合が多いが、実際は壁紙の向こうは共用部分であり、極端な言い方をすれば共用部分に囲まれた「空間」を排他的に所有する権利ではなかろうか。 所有権の頭に区分と言う言葉がつくだけで、説は多々あるが、概念が変質してしまいうる考えもあろう。区分所有権の内在的制約である。 一戸建てならば本書の解説も有益ではあろうが、マンションはハードのみならず「ソフト」の部分が重要である。実際の購入者が、この内在的制約をどれだけ周知して購入しているであろうか。さらに原始規約の問題等、非常に重要なことが沢山ある。 本書では、そのような本来非常に重要な部分の解説が欠落している。大規模マンションでは数のメリットもあろうが、それ以上に経年するほどに合意形成する上でのデメリットが大きくもなろう。その辺りも含めて、筆者は本当にマンションを物では無く、インフラととらえているのか疑問であった。 住宅情報編集長を10年もやって、おそらく日本一物件情報をみてきた著者が教える、ノウハウ以前の、もっと大切な考え方の本。住宅情報のアンケートで、失敗談のほとんどが、「思っていたよりせまい」といったことだったという事実が示すように、住宅選びに必要なのは、自分の生活のサイズを知ることに尽きるという。そんなことくらい買う前になぜわからん? と他人は思うが、まさに自分は、この本を読むまでそれがわかっていなかった! 靴箱のサイズについての言及は、近年の住宅本のなかで出色の意見だし、へたなノウハウ本を買う前に、とりあえず読んどいてソンはないと私は言いたい。 理想のマンションを選べない本当の理由を楽天で検索 |