くたばれ!ISO。 |
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ISOを取るために大量の文書を作ることの愚かしさは常識となった。 ISO本来の精神は伝わるが、著者はISO規格の原文をよく読んでいるのだろうか? 解釈の未熟さが目立つ本である。 食品工場に勤務しています。現在、ISO構築中で春に2次審査を受けます。 ISO取得に伴い、近所の図書館で10冊ぐらいのISO本を読破しました。 どれも同じような内容でしたが、本書はあきらかに違います。 この本を読んで学生時代に、自動車教習所に通っていた時のことを思い出しました。 そこで知り合った教官の言葉で「俺が本当に教えたいのは免許を取った後のことだ!」とよく言ってました。 この国の人間はライセンス好きの審査嫌いとよく言われます。 考えてみますと社会問題になった、某食品メーカーも某自動車会社もみんなISO認証法人です。 せっかくのライセンスを取得するわけですから、運転のうまい奴になりましょう。 ある意味で本書は暴露本であり、ISOの教則本でもあります。 タイトル名を裏切らなかった傑作、お買い得です。 ISOの国際規格の管轄する経済産業省のJISCというサイトにいくと、国際規格の仕組みやら、目的がわかります。 国際規格の背景にあるWTO/TBT協定と工業標準化法は、国際規格に関する仕事をするためにはまず読んでおくべきものだと思います。 また、国際規格の決まりごとであるISO/IEC Directivesという文書や、適合確認のための審査登録制度と自己宣言についてのガイドであるISO/IEC 17000シリーズの飜訳JISであるJIS Q 17000シリーズも無償でみることができます。 これらの文書を読んでいれば、ISOが専門でないコンサルや、国際規格の内容や改訂の動向がよくわかっていない審査登録員の個人的な見解に左右されることはないはずです。 経営者が誰に何を頼むかは、経営者の資質の問題で、頼まれたコンサルや審査登録員の資質だけを問題にするのは疑問があるかもしれません。 経済産業省が消費者保護のために国際規格を普及しようとしていることを知れば、この本を読んでいなくても、コンサルや審査登録員の選び方は分かるかもしれません。 「いくらかかると登録できる」ことしか興味のない人には、この本を読んでも、何が問題なのかがわからないかもしれません。 くたばるべきなのは、そういう経営者ではないのでしょうか? かなり共感するところの多い、興味ぶかい本であった。 ISOとは、誰のためのものなのか? それは、ユーザ企業やその消費者のためのものでは なく、ISOのスタッフのためであり、それを翻訳して いる経済産業省のためであり、それを権威に報酬を得 ているISOコンサルタントのためのものである・・・・・・ そういうといいすぎかもしれない。しかし、当たっている 部分もあると思う。 他方、世界共通の、全業種共通の、全企業共通の規 格を作る立場になってみよう・・・・ そりゃ、抽象的で多義的な要求事項にならざるをえない かも。 文句を言っても仕方ない。 ISOを取得しようとする企業の幹部は、技術的な本もさる ことながら、この本を建設的に読んでおけば、道を誤るこ とは少ないだろう。 いい本だと思うが、もう少しコンパクトにすれば、なおよか ったと思う。 ISOがライセンス化してしまった企業では、マネジメントシステムは余計なものとして存在してしまう。 本当の業務と、それと違う業務と、ダブルスタンダードが出来上がってしまう。 現場側は「何でこんなことやらなきゃならないんだ!」と邪魔扱い。 ISOは必要最低限のことしか要求しているだけで、本当に事業に成果を出せるようにするには、 自分達の自己責任で確立しなくてはならない。業務を良くするためにある道具でしかない。 それが、道具に使われてしまっているのが多くの企業の現状かもしれません。 企業も、審査機関も。確かに偉そうな審査員やコンサル屋さんが居ますね。 著者は、現状の間違いに対して「くたばれ!」と言っているのだと思います。 ISOを本当に有効に使って、事業を良くするために、どんな姿勢が必要か、その本音をストレートに語ってくれています。 くたばれ!ISO。を楽天で検索 |