アバドのたのしい音楽会 (児童図書館・絵本の部屋)

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売れ筋ランキングアバドのたのしい音楽会 (児童図書館・絵本の部屋)  
アバドのたのしい音楽会 (児童図書館・絵本の部屋)

アバドのたのしい音楽会 (児童図書館・絵本の部屋)


価格:¥ 1,079(税込)
評論社  (1989-10)
/クラウディオ アバド/ パオロ カルドニ/
大型本 49ページ
売れ筋ランキング:476607

この絵本は絵本ではありますが、こども向きとは言い難い本です。どちらかというと小学生高学年から中学生向き。または高校生、大学生、そして大人の音楽初心者向けと言えると思います。クラウデイオ・アバドというミラノ生まれのベルリン・フィル常任指揮者が、ヴァイオリニストの父と優しい音楽に理解のある母親の間に生まれ、7歳にしてスカラ座でドヴィッシーを聞いて以来指揮者になると決意したいきさつ。そして音楽とは何か?オーケストラの楽器にはどんな種類があるか?合奏の形式。演奏の準備。オーケストラやオペラの段取り等などが初心者にも解り易く、可愛い絵の図解つきで説明されています。

白眉はなんと行っても、指揮者が楽譜を読む人間である事を解説するくだり。指揮者にとって楽譜とは、本のように人生のあらゆる場面で、何度も繰り返して読む書物であり、ひとつひとつの音そして楽節が、語彙と文のように積み重なって立ち上がり、正に文学作品のように立体的に構成されて行くものであること。そして演奏する者は楽譜に表現されている様々な繊細な美しさを汲み取り表現し、そして指揮者とは音楽を横に読むだけなく、縦にも?読む人間であることなどが語られています。アバドが先人の残した楽譜への書き込みを非常に感慨深く眺めているくだりを読んで、私も学生時代、古い本の資料に残された誰か知らない人の書き込みを不思議な気持ちで眺めた事などを思い出しました。

素晴らしい音楽家の素晴らしい音楽入門書。音楽を愛する人の音楽へのラブレターです。巻末若い演奏家に、馴染めない音楽だからといって偏見や先入観を持たないで欲しい。全ての音楽は時代性を体現したものであるから、その時代に常に共感する態度で自分も努めてきたつもりだ。という提言にはさすが!と頷かざるを得ませんでした。どんな音楽もつまらない音楽はない。どんな芸術もつまらない芸術はない。それは人間なのだから。アバドは永遠に私の憧れの指揮者です。
ピアノ以外の楽器を知らない人へ。
テレビでオーケストラを見て興味を持った人へ。
お子さんに楽器に興味を持ってもらいたいご両親へ。
音楽を子供たちに教えていて、いろいろな楽器の説明につまった人へ。

かなり専門的に楽器が描かれている、素敵な絵本です。

子供に絵を見せているだけでも、よいですよ(^^)


音楽にちょっと興味をもち始めた人、
ピアノをかじってはいるけれど、それ以外知らない大人、
子供に音楽を教えているけれど、うまくいろいろな楽器の説明ができない人必見。
かなり専門的に書いてあるので、大人が「なるほど!」と思える一冊です。
絵本だと思ってはいけません!

でも、絵がまた可愛いです。


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