大日本帝国の真実―西欧列強に挑んだ理想と悲劇

大日本帝国の真実―西欧列強に挑んだ理想と悲劇

売れ筋ランキング大日本帝国の真実―西欧列強に挑んだ理想と悲劇  
大日本帝国の真実―西欧列強に挑んだ理想と悲劇

大日本帝国の真実―西欧列強に挑んだ理想と悲劇


価格:¥ 2,415(税込)
扶桑社  (2005-07)
/黄 文雄/
単行本 359ページ
売れ筋ランキング:185627
今こそ中国人に突きつける 日中戦争真実の歴史
日本の植民地の真実
大東亜戦争の真実―東条英機宣誓供述書
中国・韓国が死んでも教えない近現代史 (徳間文庫)
韓国は日本人がつくった (WAC BUNKO)

日本近代史の教科書に!と言いたいところだが、詳述しているため入門者にはきついかもしれない。ある程度の歴史観を構築した初〜中級者には、非常に参考になるだろう。たかだか300ページほどの本と甘く見ていたが、内容は実に濃い。
自虐史観を脱したと思っている人もぜひ一読をお薦めする。

まず、近代に到るまでの世界情勢を大局的に語り、日本の幕末へと進む。明治中期までは時系列的に、それ以降は当時の日本人を突き動かしていた思想体系などを論じ、著者得意の中国論を交えて、戦後の学校教育や左翼学者&メディアが刷り込んできた(今も刷り込む)「自虐史観」を撃ち払っていく。

個人的には、多くの歴史本で重要視されつつも簡略化されている義和団の乱(北清事変)を詳述しているのが参考になった。この件は、昨年、良識を持つ中国人史家が中共国定教科書において「義和団=正義、鎮圧する連合軍=侵略軍」と書かれていることに苦言を呈していることからも重要であろう。身近の中国人留学生(都内某一流大・大学院生)に訊いても、連合軍を侵略軍として非難していた…。

日本の台湾統治、朝鮮統治の様子が記されていない点が決定版と成り切れていないのかもしれないが、その辺は著者の「台湾は日本人がつくった」「韓国は日本人がつくった」などを参考にすれば良いだろう。

だいたい東アジア近現代史では日本悪、日本以外正義とかかれている文章が多いのですがこの作者は台湾人でありながら、親日的に書いています。日本人以外でこのように東アジア近現代史を日本側を肯定する立場で書いてくれるひとがアジア人のなかにいたとは驚きをかくせません。日本人の歴史離れを食い止めてくれる良書です。
 一連の筆者の著作と重なるところは多いが、一貫して近代における日本の不当に貶められた立場を弁護している。

 特に東京裁判によって否定された日本近代史を肯定的にとらえなおしているところは、溜飲を下げる方々も多いだろう。
 しかしだからと言って必要以上に「鼻高々」になってはいけない。日本が有色人種初の近代化を実現させ、西洋列強とよく戦い、アジア諸国の独立を実現させたなど世界史的な意義を果たしたことを認識しつつも、謙虚である日本国民でありたい。


「帝国主義の大日本帝国が領土拡大の野心から朝鮮、中国を侵略した」という言い方は単純で分かりやすいため、そのように言われると「そうかな?」と信じてしまいがちであるが、実際の歴史とはそんなに単純なものではない。
鎖国状態だった日本に現れて砲艦外交をしたペリーに始まり、欧米各国と結ばされた不平等条約、薩英戦争での敗北、アヘン戦争での清国の敗北などにより、自国の植民地化を恐れた日本が、欧米に対抗するための一大改革である明治維新を経て、産業と軍備を近代化し、盛んに南下しようとするロシアの脅威に対抗するため起こした日清、日露戦争、日韓併合、満州国の成立、という流れが時代を追って丁寧に描かれている。朝鮮や中国に進出するに至った動機、経緯が非常によくわかる本である。学校でならう歴史ではここまで書かれていない(特に動機の部分は省かれている場合が非常に多く、そのため理解し難くなっている)上に近代史は時間切れで習うこともできず、勢い巷で流されている左翼のマスコミや中国・韓国などの言い分を信じてしまうことになる。
日本人として、我々の先祖が命を賭けて戦った大東亜戦争の意義・目的を正しく理解していないことは非常に申し訳なく、失礼なことである。彼らが抱いていた「アジア諸民族・諸国家で協力して欧米からの侵略に当たり、アジアの平和を確保する」という大きな理想を理解しておくことは我々日本人の義務である。
著者は大日本帝国を語るにあたり、冒頭で「史観よりも史実」の姿勢を強調しています。なぜなら、否定的に捉えがちな大日本帝国は戦後の東京裁判史観・左翼史観によって歪められたものだからです。偏った史観によって前史を断罪し、史実を歪曲することは自己否定に他なりません。先人達はなぜそのような歴史を歩んできたのか、そしてなぜ破局に至ったのか、そしてなぜ奇跡ともいえる復興を成し遂げたのか。全ては連続し、そして交差する歴史の中で解明されなければなりません。そこに善悪の価値観を差し挟むことは、私達の視点を曇らせるばかりです。真実の追求のために、もっと客観的に史実を見つめる姿勢が必要なのです。たとえ一世紀にも満たない帝国であっても、文明史という歴史のロングスパンを通じて、その時代の歴史的意義が浮かび上がります。そして、その遺産は今も受け継がれているのです。戦後の侵略史観・自虐史観の呪縛から解放され、先人達から受け継がれたこの素晴らしい国、日本を誇りに思うこと。それが日本再生の鍵であり、これからの日本の礎となるでしょう。
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