「悪いこと」したら、どうなるの? (よりみちパン!セ 33) (よりみちパン!セ 33)

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価格:¥ 1,260(税込)
理論社  (2008-03-21)
/藤井 誠二/
単行本 249ページ
売れ筋ランキング:45970
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まず最初に、殺人を犯してしまった少年の、少年院での暮らしが描かれる。
彼の苦悩。そして、加害者家族、遺族家族の苦悩……
短い漫画だが、これがいい。一気に引き込まれる感じだ。

いま、少年犯罪に対する処分が厳しくなりつつある。
本書はそれがいいことかどうかよりも、
「罪を犯すとどうなるのか」という最も根源的なところを
ていねいにすくい上げている。

子供でも死刑になるのか
「少年法」は子供を守ってくれるのか
少年院って、どんなところか
少年法改正は、なぜ行なわれたか
犯罪少年の家族はどういう苦しみを背負うか
被害にあった人はどういう苦しみを背負い、許してくれるのか

……こういう著者自身の問いかけに、自ら答えを出そうとしているのが本書だ。
いずれもパーフェクトな答えはない。
しかし、「悪いこと」をしたら、みんなが苦しむのだ……ということは痛いほど伝わる。
答えのでない問題かもしれないが、みんなが考えてみるべき問題である。
中学生向けに書かれた本だが、大人でも充分に読める良書である。

「悪いことしたらどうなるの?」という問いによく答えているのみならず、現在の社会制度の不十分な点について一緒に考えようという視点は、中高生の読者にはきっと目新しくうつることだろう。なかなかない良書だ。
本書は、青少年向けの本ということでしたが、たまたま手に取って一気に読んでしまいました。
まずは、巻頭の武富健治さんの漫画が素晴らしいです。
普段あまり本を読まないような10代でもスッと入っていける内容です。
エログロが蔓延する中、こういう社会派の書き手さんがいることに皆もっと注目してほしいですね。余韻がいつまでも響く作品なので、コミック化してもらいたいです。

 以前NHKで、当時それほど注目されていなかった頃の青木崇高さんが主演したドラマ「繋がれた明日」と同様の衝撃で、「少年が罪を償うこと」が描かれています。

一つの事件が、多くの人の人生を狂わせてしまう。という痛々しい現実を
衝動的な少年事件が多発する今、是非悶々としている人達に読んでもらいたいです。

加害者、被害者、家族それぞれの視点に自分を合わせ、
自分がどの立場にたっても地獄だということを「知る」ことが犯罪の抑制に繋がると思います。
出口のないトンネルに、入る前に知ってもらいたいです。

 現在の少年法により、罪を犯した未成年は手厚く保護されます。どちらかというと被害者を差し置いてでも加害者を保護することに重点が置かれていると思われる節も見受けられます。

 犯罪によってもたらされる加害者・家族、被害者の知られざる局面に切り込んだ大変な良書だと思います。現在の法律での矛盾点などにも果敢に切り込んでおり非常に考えさせられます。子供向けの本ではありますが老若男女問わず一読をお勧めしたい書籍です。

 切り口が異なる作品ではありますが以前観た「手紙」という映画を思い出しました。手紙では加害者の家族にスポットを当てることで犯罪が引き起こす悲惨さを描いていましたが本書では別の切り口から犯罪がもたらす悲しみを知ることができます。
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