失敗の愛国心 (よりみちパン!セ 34) (よりみちパン!セ 34) |
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右翼をやってきた方の著書ですが、右翼に限らず左翼もしくは一定の信念を持った方や宗教者にとってもとても参考になる良書です。 真理であると思えた箇所を抜粋させていただきます。右翼に限らず誰もが陥りそうな罠がここにありますね。 ------------ 181ページ ----------- 右翼も左翼も、そして宗教もそうだろうが、「運動」をする人たちは、自分たちが「正義」だと思っている。この世の中をよくする「解決策」を発見し、自分たちだけがそれを持っていると思っている。だから、多くの人たちにそれを知らせなくてはならないと思う。この運動はその人たちのためにやっている。それなのにみなは気付かない。だから、少々荒っぽい手段を使っても、気づかせようとする。 ----------------------------------- これまで右翼というと、街宣車で喚いている近所迷惑な人達か、インターネットで気勢を上げている方々か、くらいのイメージしかありませんでした。そしてどちらも「頭悪そう」に見えました。ですがこの鈴木さんは違います。とても謙虚で、そして頭も良い方のように思えます。こういう右翼の人ならば友人になれそうです。暴力を否定しておられるのも新鮮ですね。 というわけで、右翼の多様さを感じられる本。個人的には右か左かよりも、知性と教養とルサンチマンの多寡の方がより重要な問題なのだなと思いました。もちろん知性と教養は多いに越したことは無く、ルサンチマンは少ないに越したことは無いのです。 左翼の皆さんにもお勧めの一冊です。 フランスで決められた右翼、左翼の定義から日本でどのような形で その思想が入ってきたか、わかりやすく説明されており面白かった。 中国やソ連、北朝鮮が情報がなかったため理想国家と理解されていたことや 左翼思想が正義の味方と考えられていたとは正直知らなかった。 世の中を良くすると信じ活動している左翼が警察権力により潰され 左翼勢力が弱体化して行く、左翼と対立する形で存在した右翼勢力も当然弱まる。 勢力が小さくなっていくのに焦りを感じ、左翼・右翼共に暴力的になって行き自滅をたどる。 その中で、武力闘争を否定していく著者に共感を持つとともに、もしかしたらそのことが筆者 にとって一番の後ろめたさになったのではないだろうかと感情移入して読んでしまった。 対話の姿勢も、右翼らしいというのか古事記や日本書紀で登場する神々の無茶ぶりを上げて 神様も間違うのだから人間はもっと謙虚になれ、自虐が日本の伝統だという解釈は太陽神の子孫だから天皇家は偉いくらいしか日本書記を捉えていなかった私には興味深かった。 最後に読者へのメッセージも、キリスト教の論理を用いての自殺禁止や、自らの退学、組織追放、クビ経験や右翼活動等の失敗経験を元に、自分を客観視する考えやポジティブ思考は 非常に説得力があり面白かった。 右翼や左翼と呼ばれる活動家も、それぞれ日本が好きだったからトコトンまで行ってしまったのだろうと何となく理解できた。 連合赤軍と言われても 「オームみたいな集団だろ」とか三島や風の会と聞いて「怖い」又は「知らん」というような 世代でも興味深く読めると思うし、中学生が読んでも面白いと思う。 でも、鈴木邦男さんと同世代はどうなんだろうな・・・・。 連合赤軍や右翼について興味を持ったが、何を読めば良いか分からなかった。 そのため中学生向けのこの本を読んだが、最初に読んで正解だった。 失敗の愛国心 (よりみちパン!セ 34) (よりみちパン!セ 34)を楽天で検索 |