西洋ルネッサンスのファッションと生活 |
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ベネチア派の巨匠ティツィアーノの弟子でもあった作者による版画と解説で、16世紀のファッションモードを生き生きと紹介している本書は、ビジュアル的にも史料性に富んだ一冊でした。原著の三分の一のボリュームとはいえ、ヨーロッパやイタリアの諸都市の中でもベネチアの衣装が多いのですが、アジア(日本の記述あり)、アフリカも範疇にあるので、それぞれの地理、民族性、風俗もあわせて知ることができて面白く読めました。特にヨーロッパに関しては、当時の階級や職業による服装の差異が一見して分かるうえ、ダマスク織り、ビロード、カッパなど、巻末の用語解説できちんと語源も教えている点も良心的でした。道路事情の悪さと背を高く見せる目的から生まれた厚底靴、ヘアピースは地獄に落ちた者から作られたものと教会が非難しても流行した当世、中世にイヤリングが流行らなかった理由など、面白い知識も得ることが出来ます。 西洋ルネッサンスのファッションと生活を楽天で検索 |