衰退を克服したアメリカ中小都市のまちづくり

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衰退を克服したアメリカ中小都市のまちづくり

衰退を克服したアメリカ中小都市のまちづくり


価格:¥ 2,310(税込)
学芸出版社  (2007-12)
/服部 圭郎/
単行本 207ページ
売れ筋ランキング:154460
中心市街地の創造力
イギリスのガバナンス型まちづくり―社会的企業による都市再生
コンパクトシティの計画とデザイン
日本版コンパクトシティ―地域循環型都市の構築
中心市街地の成功方程式―新しい公共の視点で考える“まちづくり”

 本書はモータリゼーションや郊外のショッピングセンター、産業の停滞などによる衰退を克服したアメリカの中小都市の事例を紹介するものです。
 本書ではアメリカの類型の大きく異なる五つの都市−大学都市もあれば、観光都市もあり、産業都市もあれば農業都市もある−の事例を紹介します。これらの都市は人口規模も違い、都市再生のきっかけもプロセスも大きく異なっています。なので都市の再生を考える上で多様なアイディアを得ることができます。
 また、本書の最後では著者によるまとめと日本の都市における展望が提案されています。都市再生の多様性にも、市民の力や将来構想、市場メカニズムの規制やデザインの重要性などの一定の共通性があり、それらのポイントを押さえることでアメリカとは幾分か状況の異なる日本での考察の足がかりとなります。
 豊富な写真や図表も内容に劣らず素晴らしいものです。目で見る美しく活気のある街の姿は、「衰退を克服した」というキャッチコピーを説得力のあるものにしています。何より、見ていて楽しく、分かりやすく、これから私たちが展望する新しい都市のイメージが描きやすくなります。衰退して疲弊している日本の中小都市をどうにかしたいと思っている人には必読の書です。
最近、日本の地方都市は元気がないということを聞く。
シャッター商店街、荒れる子どもたち、、、
この本を読んで、日本の街が衰退してしまったとすれば、その原因は横並び意識にあったのではないかと思った。
かつて銀行が護送船団方式で、沈没してしまったのと同じ構造である。
今、銀行は規制の中で、いかに個性を発揮しようかと模索している。
中小都市も、行政がやる気を出せば、個性を発揮することは不可能ではない。
いや、行政まかせではいけない。市民が立ち上がらなければ。
実際、各方面で、NPOなどを組織し、街を活性化しようという努力があると聞く。
この本は、そうした活動に対して、一つのモデル指針となるものではないだろうか。
著者の今後の活動にも期待したい。
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