グレートスモールカンパニー―小さな会社に学ぶ「奇跡の企業哲学」 |
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私の実家の近所の住宅建築会社で、同業者として注目していました。 経営としては、量産・競争・拡大といった20世紀的発想から、目に見えない・耳に聞こえない大切、大事のものを事業化していくヒントが読み取れます。数多くの取材があるのは時代の価値観の変革・うねりを示唆しているからでしょう。 一方で家を建てるときには色々な本や雑誌を参考にされると思いますが、工法や素材・価格やデザインよりもっと大切、大事な人生観・使命感・哲学が綴られています。命を担保にして住宅ローンを組んで、家を建てる多くの方にとって必読・おすすめです。 ビジネス書?実用書?哲学書?捕らえ方感じ方は十人十色と思われますが、本質的な生き方に触れる書です。 この本は近代ホームという会社のノウハウ云々というよりは、むしろ社長の生き様にスポットが当てられています。世の中で、よく言われていることも多いです。めちゃくちゃ斬新なことがかれているわけでもないのです。ただ「当たり前のことを当たり前にやる」、「誠実に生きる」ということがいかに大切で、また大変なことなのかを再認識できました。「仕事に対して『まいっか』はない」、「悩むより考えろ」等々、参考になるいろいろなことばが、エピソードとともにちりばめられています。作者は自分自身のこともを織り交ぜながら、そばで語りかけてくれるような文体で表現しています。中年になって、仕事がおざなりになってきた自分を見つめなおすいい機会になりました。 本書はいわゆる企業モノのビジネス書という形をとっている。 そして、会社の歴史、経営者の個性、企業理念、優位性を語り尽くしているから、 確かにその役割を果たしている。 が、これはビジネス書ではない。正確に言えばビジネス書を越えた哲学本である。 テーマは、社員数たった59人の工務店「近代ホーム」を率いる松本社長。 本書は、この社長がつくった近代ホームという小さな会社が、なぜここまで世間 心地よい余韻が残る傑作といえる。
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